寝起きの腰痛がある人は運動した次の日に注意!
いててて...なんだか、最近寝起きだけ腰が痛いんだよなぁ...。なんか固まってる感じ...。
運動しているから健康に良いはずなのになあ。なんて思い、あなたはしていませんか?
寝起きって実は特に痛みがでやすいんです。1日の始まりが痛みから始まるって嫌ですよね。
運動すれば筋トレすれば身体は良くなると信じていませんか?
実は多くの方が勘違いしてしまう事の一つですが身体に良い効果だけの運動はありません。
むしろ身体の状態によっては悪影響を及ぼすこともある事と正しい対処法について書いていきます。
運動することで身体は悪くなる事も
運動した次の日に筋肉痛になる事もあると思いますが、そういう方の中には痛みをかばって動いているうちにぎっくり腰になったという方もいます。
腰痛に限らずですが、痛みがある状態で動くのは身体にとって大きな負担になります。
運動というのはゼロの状態からプラスに持っていくのには有効ですが、マイナスの状態をプラスにする力はありません。
もともと寝起きの腰痛がある人は身体がマイナスの状態なので、まずはゼロに持っていく事を考えなければなりません。
腹筋を鍛えれば腰痛がなくなるという理論が一時期ありましたが今は廃れています。
確かに腰回りには腹横筋(ふくおうきん)というコルセット状の筋肉がありますが、強ければ腰痛が起こらないとは限りません。
問題はなぜ腰に負担がかかっているかです。
負担の量が腹横筋でカバー出来るうちは痛みは起こらないでしょうが、許容量を超えればいつでも痛みに代わります。
大切なのは負担をかけている原因を取り除く事なので、次は原因について書いていきます。
寝起きの腰痛の原因
寝起きに腰痛が起きやすいのはすでに書きましたが、主な原因は冷えて身体の循環が悪くなるためです。
人間の体温は朝の4~6時に最も下がるので筋肉の動きも悪くなります。
筋肉の動きが悪い状態で動けば痛みが出るのは当然です。
痛みの強い方の中には「布団の中で30分以上の時間をかけて身体を少しずつ動かしていかないと痛くて動けない」と言う人もいます。
身体が冷えても痛みの出ない方とは何が違うかと言えば多くは"内臓の疲労"になります。
特に腎臓が疲労していると、水分の代謝が上手くいきません。
特に顔が寝起きにむくみやすい方は腎臓の疲労を疑います。
もちろん、前日に飲み過ぎたとか寝る前にたくさん食べたなどの明らかな理由がある場合は別ですが、連日顔がむくみ腰痛があるというのは状態としては悪いです。
そして寝起きの腰痛が起こる人の生活習慣にはある特徴があります。
それを改善して寝起きの腰痛が起こらないようにするにはどうすれば良いのかを次は書いていきます。
寝起きの腰痛を改善する生活習慣
まずウォーキングやジョギングなどの運動をするならストレッチをしっかりすることです。
運動する習慣は素晴らしいですが、寝起きの腰痛がある人はもともと身体の循環が悪いのを悪化させます。
屈伸や伸脚、アキレス腱を伸ばす運動はもちろん、お風呂上りにお勧めのストレッチがあるので試してみて下さい。
寝起きの腰痛を予防するには、太ももとふくらはぎを伸ばします。
やり方は、
- 座った状態で両足を開脚し腰を前に持ってきます
- 猫背にならないように注意してその状態から上半身を伸ばしている足に向けて倒していきます
- 太ももの裏側が気持ち良いくらいの所まで伸ばします
30秒×3回行いましょう。
この時に足関節をしっかりと立てる事でふくらはぎも同時に伸ばしていけます。
上半身は痛みの無い範囲で倒しましょう。
毎日続ければ骨盤の動きも良くなり身体の循環も良くなります。
あとは寝る前の3時間以内は飲食を控える事です。
本来なら腰痛は寝ている間に治まっていくので、連日痛みがあるのは身体の回復が出来ていない証拠です。
腎臓の疲労といっても塩分を過剰に控える必要はありません。
それよりも常温の水分をしっかり摂る方が腎臓の疲労回復には効果的です。
まとめ
寝起きの腰痛がある人は身体の循環が悪い状態なので、まずはそれを改善しなければ運動をしても効果は出にくいです。
朝にむくみを感じる人は、まずは腎臓の回復をはかり生活習慣を見直しストレッチを生活に取り入れて身体の状態を整えましょう。
それから運動すれば健全な身体は作られます。