リウマチは原因を突き止めれば治る!
指の関節が腫れて痛い。
リウマチと診断されて医者には、一生治らないと言われた。
薬を始めたけど何も上手くいかない。
原因がよく分からないけど本当に治らないの?
そんな悩みをよく聞きます。
こちらではリウマチの原因と病院の対処法と当院の対処法について書いています。
リウマチの原因とは
主な原因には、
- 遺伝的な素因
- 生活習慣
- 食生活
などが関わっていると考えられています。
関節局所の炎症反応が免疫系の異常が原因で慢性化した状態が関節リウマチだと考えられています。
局所的な自覚症状としては、
- 四肢の関節のこわばりと痛み(自発痛、運動痛、圧痛)
- 首や肩、腰や手足のばくぜんとした痛み
- 関節の運動制限
- 筋力低下
などがあります。
全身的な自覚症状としては、
- 易疲労
- 倦怠感
- 微熱
- 食欲不振
などの症状がよくみられます。
症状のでた関節が左右対称になっている場合には、関節リウマチを第一に疑います。
変形は治らないので、
- 変形を予防する
- 進行を遅らせる
などが重要な課題です。
変形を遅らせるためには腫れた状態の改善が必要で、腫れた状態はリンパの流れを良くすることで改善されます。
そもそも腫れた状態は炎症を起こしているので、炎症の原因となる白血球などの物質を仕事が終わり次第出ていくようにしないといけません。
炎症が長引いた状態と言うのは仕事が終わった白血球などの物質がいつまでも出ていかずに関節に溜まっている状態です。
腫れをひかせるに、炎症を抑える薬物療法は一時的な処置であり根本的な改善にはなりません。
まして安易にステロイド剤を注射すれば副作用に苦しむことになります。
指以外では、
- 肘関節の外側の腫れ
- 肺の弾力性低下
- 内出血
などの症状が発症する事もあり、この場合は厚生労働省特定疾患の「悪性関節リウチ」と呼ばれます。
基本的にリウマチは治る病気だとされていますが、約10%の患者さんがなる悪性関節リウマチは難治疾患と呼ばれ進行は早くて治療が難しいと言われます。
リウマチを治すにはどうすれば良いのか?
当院ではリウマチの原因を
- 自己免疫疾患
- 炎症の亢進
- 滑液の不足
として捉えているので
自己免疫疾患が悪化する大腸を調整して、食事指導と共に大腸の機能改善を目指す。
炎症の亢進は肝臓の機能亢進であることが多いので、肝臓を調整する。
滑液の不足は肩や肘などの大きな関節の動きが悪くて流れが悪くなっている事が多いので関節の可動性を高める事で対処します。
結局のところ、リウマチの原因も分からずにリウマチの症状だけを抑えても本当の意味での解決にはなりませんので、大切なのは原因を改善することです。
そのため多くの人は
- 一日に体重の3%の白湯を飲む
- 緑の野菜を食べる
- ラジオ体操をする
だけでも症状が緩和します。
まとめ
病院では治療方針が決まったら、できるだけ早い時期(診断後3ヶ月以内)に、いくつかある抗リウマチ薬のいずれかを開始することになります。
痛み止めとして非ステロイド抗炎症薬や少量のステロイド薬を使用します。
関節リウマチ・関節炎は、寝たきりの原因疾患としても警戒されています。
関節リウマチは痛みのイメージが強いですが、放っておくと足の動きが不自由になるので早期の治療が大切です。