意外と知らないモートン病の原因と治し方
足指の付け根あたりが痛くて歩くのが辛い。
頻度は少ないが、何度も繰り返す。
朝起きて歩きだしが痛いと不安になる
病院に行っても具体的な治療法を説明してくれない。
手術を簡単に進められても怖い。
モートン病と診断された人や疑いのある人に言いたいのは手術しなくても治る可能性があるという事です。
こちらでは、モートン病の原因と対処法について書いていきます。
なぜモートン病になるのか?
個人差はありますが、
- 第3-4足趾間(中指と薬指)が多く
- 第2-3足趾間
- 第4-5足趾間
などに
- しびれ
- 疼痛
- 灼熱痛
などの多彩な神経痛症状が出現します。
痛みの強さは人によってまちまちで、何度も繰り返し下腿まで及ぶことがあります。
主な原因としては、
- 中腰の作業
- ハイヒールの常用
- 前傾姿勢
など、つま先に負担がかかり神経を圧迫すると起こりやすく、比較的に女性に多いと言われます。
中年以降の女性に多く見られるので、筋力不足や柔軟性の低下も考えられます。
モートン病の原因として他に考えられる事
足の指が痛いからといってそこに原因があるとは限りません。
単純な話で、
- 筋肉
- 靭帯
- 骨
などからも痛みが出ている場合もあります。
モートン病には確定診断は少なくその辺りが痛く神経痛の症状が出ていれば、モートン病と判断する位です。
そして、最も重要な事は、神経を圧迫している原因が何か?ということですね。
つま先に負担がかかっているのが原因ですと言う人もいますが、それは結果であって原因ではありません。
なぜなら、ハイヒールを履いている人が全てモートン病になるわけではありませんし、筋力がある若い人もモートン病になる事もあるからです。
問題なのは、つま先に過度の負担がかかる原因が何かという事ですね。
ここで注目するのは、
- 足の関節
- 膝の関節
- 股関節
などの可動域です。
人間の関節には本来、遊びがあってある程度の負担は逃がせるようになっています。
ですが、関節が固い人はかかった負担を逃がせないために神経を圧迫する状態になっているのです。
特に足の骨は26個あり、一つ一つが多少は動くように出来ています。
一つが固ければ他の関節にも悪影響し、全ての動きが悪くなると言う悪循環に陥ります。
特に痛みが強い人は多くの関節が固くなっている可能性がありますね。
関節が固い場合の対処法
- インソールを入れる
- 裏がぺたんこの靴を履く
などは負担は減らせますが、関節の固さはとりません。
お勧めなのは青竹踏みです。
要は、土踏まずにあるアーチに刺激を入れる事が重要です。
ただし、踏んで痛みがある時は控えて下さいね。
まずは、30回くらいを目安に一日3回くらいで行いましょう。
次に足首回しです。
基本的にモートン病は安静にしていても治りません。
ですが、痛い時に歩くと余計に悪化するので、足首だけでも動かしましょう。
両回転を20回ずつくらいで、一日に5回くらいは行いましょう。
持つのは指の辺りにすると、足の骨の関節もわずかに刺激が入るので良いですよ。
患者さんの声
モートン病は原因となっている
- むくみ
- 足関節の硬さ
などを解消することで改善されます。
当院に来られる患者さんの中でも普段から運動している人ほど治りが早いのが特徴です。
まとめ
モートン病は結果であって痛みの原因ではありません。
治すためには、つま先に負担がかかりやすい身体の状態だと言えますね。
特に足の26個ある骨の関節が固いと悪化しやすいので、痛みの無い範囲で刺激を入れていくのが良いですね。