脊柱管狭窄症の原因を知り予防しよう
「脊柱管狭窄症と診断され悩んでいます。」
「そう病院で診断されました。」
「去年から朝の寝起きに腰が伸びず、腰の痛みに悩んでいました。」
「走ったり園芸作業をしたりすると腰に痛みが出ます。」
「悪化すれば、手術になりますと言われました。」
脊柱管狭窄症と診断された方や、なりそうな方からは、こんなお悩みを聞くことがあり、放っておけば手術になるとの事です。
こちらでは、脊柱管狭窄症の原因になる動作と、これ以上悪化させないための予防法を書いているので、これ以上の悪化を避けて手術を回避していきましょう。人によっては、軽快して元気に動き回っている人もいますよ。
脊柱管狭窄症を悪化させるNG行動していませんか?
原因として最も多いのは、健康の為に行うハイキングやウォーキング、ジョギングなどです。
誤解しないで欲しいのは、その行動そのものが悪いのではなく、身体の動きが悪い状態で行うからです。
若い人は運動を勧められる人も多いですが、身体の動きが悪い状態で行っても、思うような効果は得られません。
少しでも楽になればという理由で、運動をするのは逆効果ですね。
脊柱管狭窄症は、背骨に負担がかかるために起こります。
負担をかける根本的な問題は骨盤から股関節、膝、足関節の固さが挙げられます。
脊柱管狭窄症になるのは、関節の動きが固いことによる結果ですね。
脊柱管狭窄症という名前から、いずれ歩行困難になるのではないかという不安をお持ちの人が多いですが、手術なしでも改善は可能なので安心して下さい。
手術無しで脊柱管狭窄症を改善するためには
脊柱管狭窄症のために必要な事は次の3つです。
- 姿勢を正す
- 疲れが残らないくらいの運動
- 肥満の予防・改善
まず、猫背などの前かがみの姿勢は、背骨への負担が大です。
ですが、痛みがすでにひどい人は、前かがみの方が楽に感じるでしょう。
こうなると、手押し車などで上半身を支える方が痛みはマシですね。
年配の人の腰が90度に曲がっているのも、痛みから逃げるために徐々に前かがみになっていったのです。
もちろん、農作業などの影響もありますが、早い段階で関節の固さを改善しないと、背骨を曲げてバランスをとるため、癖になってから姿勢を正すのは至難の業です。
痛いからと安静にしすぎると、筋力の低下を起こし状態を急速に悪化させます。
まずは、軽めのウオーキング又はその場での足踏みでも構いません。
出来る範囲で、動かしていきましょう。痛くない範囲で動かした方が、血流が良くなり関節の可動域が上がるので、痛みの改善につながります。
また肥満に関しては、血流などの循環が悪化します。
身体は関節のクッションがすり減っている人でも、血流が良ければ痛みは出ません。
逆に血流が悪い人は、関節のクッションなどが健在でも痛みます。
肥満体の人は、食事内容を見直し血流の改善に努めましょう。
目指すべき食生活は次のようになります。
改善すべき食生活
まず加工食品はなるべく控えましょう。
総菜などでも、時間のたったものは避けた方が良いですね。
肉食も減らした方が良いですが、問題となるのは古い油です。
古い油は、血流を悪化させやすく、特に関節の動きを悪化させるので避けましょう。
また、水分は多めにとる方が良いですね。
トイレが近くなる人は、スポーツドリンクのようなものなら近くなりにくいですよ。
そして、玉ねぎや緑黄色野菜を摂る方が血流を改善します。
ポイントは血流の改善なので、昔ながらの日本食をイメージしてもらうと良いですね。
まごわやさしい(豆・ゴマ・わかめ・野菜・魚・椎茸・芋)を優先的に摂ると、血流の改善には最も効果的です。
まとめ
脊柱管狭窄症と言われれば背骨に問題があると思いがちですが、原因は別にあります。
最も多いのが、股関節や足関節が固い事ですね。
血流を良くすれば、関節の動きは良くなります。
さらに食生活が偏っている人は、血流を悪化させることから身体の回復力を落としています。
粗食と適度な運動は、予防にも治療にも効果的だという事を覚えておいて下さいね。