リウマチの症状は遺伝するのか?
リウマチは遺伝するんだろうか?
病院では家族にリウマチの人がいるか聞かれた。
家族にリウマチになった人がいれば、自分もなるんだろうか?
こんな疑問を持ったことはありませんか?
こちらでは、リウマチの遺伝の有無についてと、予防するために出来る方法を書いています。
リウマチは遺伝するのか
現在では、リウマチが遺伝することは少ないと考えられています。
ある調査によると、母子における遺伝率は約5%だったとのことです。
結果としては、家族にリウマチの人がいない場合よりも、リウマチになる確率は10倍は高くなるものの遺伝と言うには低い確率だと言えます。
そのため、現在ではリウマチは遺伝しないと言う結論がまとめられています。
ただし、健康な人でもリウマチ因子陽性ということが数%あるので、リウマチを発症するかどうかは別としてリウマチ因子が遺伝している可能性も捨てきれないそうです。
リウマチの確定診断は曖昧な点も多く、いくつかの指標を参考にしても確定に至らないというケースは少なからずあります。
また、全ての数値が陰性にも関わらず、リウマチ様の症状が出る人もいるのが現状です。
リウマチの原因自体が完全には解明されていないのです。
そのため、リウマチと診断されて、早期に薬を飲んだけども何の効果もなかったという人もいます。
原則的には、リウマチと診断されればできるだけ早期に抗リウマチ剤を投与して、関節破壊の進行をできるだけ最小にとどめることが目標となります。
東洋医学から見たリウマチ
東洋医学から見れば、リウマチは薬を飲まなくても痛みを抑えられると考えています。
ただし、リウマチは慢性的な炎症が起こる事が原因なので、体質によっては治りにくい人もいるのは確かです。
東洋医学から見れば、病気が遺伝するとは考えません。
あくまで内臓の強さなどの体質が遺伝すると考えます。
だから、胃腸が弱い人や心臓が弱い人などは遺伝的にいます。
結果として、胃や心臓の病気になりやすいですが、病気そのものが遺伝するわけではありません。
リウマチの場合は、遺伝的な面から見れば腸や肝臓の強さが家族と似ていると考えられます。
免疫のシステムを左右するのが腸や肝臓なので、必然的に腸や肝臓が弱い人は負担をかけた時にリウマチになりやすいと言えます。
免疫力を高めるためには、
- 6時間以上の睡眠をとる
- お風呂で身体を温める
- 糖質と脂質、タンパク質をバランス良く食べる
などの基本的なことが大切になります。
家族にリウマチになった人がいるなら、普段から免疫力は意識して規則正しい生活を心がけましょう。
リウマチは遺伝ではない
厳密にはリウマチは遺伝しません。
ですが、体質は家族で遺伝するので、家族と同じ病気にかかる可能性は高いと言えます。
そのため、家族にリウマチの人がいるなら、普段から予防は意識することが大切です。