働き盛りの時にリウマチになったらどうすれば良いのか?
リウマチになり好きで楽しくやっていた仕事を続けるのが難しくなってきた。
仕事を続けられないのは辛い。
リウマチになったら仕事を続けられないのか?
本当にリウマチは寛解するのだろうか?
こんなことで悩んでいませんか?
こちらではリウマチの原因と解消法について書いています。
リウマチになりやすい時期
関節リウマチは高齢者の疾患ではありません。
骨が変形するのも年をとったからではないのです。
実際に関節リウマチと診断されている40代の患者は約25%ほどいるとのことです。
逆に70代以降でリウマチ患者になる人は30%ほどです。
ですが多くの人がリウマチは高齢者の疾患だと思っている事で、症状が出ていても放置して悪化させているのです。
関節リウマチによる手や足の炎症は進行性です。
早めに対処しないと軟骨や骨が壊れて変形してしまいます。
痛みや腫れは解消できますが、骨の変形は不可逆的なので早めに対処しましょう。
なぜリウマチになるのか?
決定的な原因はいまだに不明で、異常な自己免疫反応だと言われます。
リンパ球の暴走が原因だとして、
- ウィルス感染
- 精神的ストレス
- 過労と睡眠不足
- 女性ホルモン減少
など様々な要因が考えられます。
ただ重要なのはリウマチが発症した初期には症状は酷くないという事です。
始めは朝に生じる体のこわばりや関節の腫れや痛みも軽く、徐々に悪化していきます。
現代でもリウマチは完全な治療は難しいと考えられています。
加えてリウマチの症状には波があり、マシになる時期があるから余計に油断する人が多くいます。
そしてマシになったり悪化したりを繰り返しながら、気が付けば症状は簡単に治らないとこまで悪化しています。
最大の原因と考えられているのは過労
憲法で定められている労働時間は1日8時間で1週で40時間を基本としています。
そして時間外労働があったとしても月45時間までが健康を維持できる残業ラインとされています。
これは厚生労働省が定めた健康に過ごせる勤務時間の目安です。
このラインを超えると、疲労が蓄積され続け健康が損なわれると考えられています。
健康に働き続けるためには、労働以外の時間でしっかりと休息する必要があります。
そこから算出すると残業できる時間はおのずと1日2~3時間ほどになります。
睡眠時間も人によっては8時間必要な人もいるからです。
万人が無理なく残業できる時間は1日に2時間ほどになります。
このラインを超えると疲労が溜まりだし、
- 寝起きが悪くなる
- 日中に身体が重だるくなる
- 物忘れが多くなる
- 精神状態が不安定になる
などの症状が見られます。
リウマチを発症する人の多くはこのような疲労が蓄積した状態にある人が目立ちます。
本来なら身体の炎症は自然に鎮まります。
ですが疲労が蓄積した状態では、炎症は治まらずにリウマチの状態となるのです。
リウマチが悪化する人の特徴としては、
- 高血糖
- 高血圧
- 高脂血症
なども見られます。
これらの症状は食生活だけでなく、睡眠不足が重なる事で悪化しやすくなります。
睡眠と運動の確保
過労によるリウマチを予防する効果的な方法は睡眠です。
ただ眠るだけではなく質の高い睡眠を得る必要があります。
質の良い睡眠には運動が欠かせません。
運動には睡眠を促進する効果があります。
定期的な運動習慣がある人ほど不眠が少ないと言われています。
深い睡眠がとれれば夜に何度も目が覚めることはありません。
積極的な睡眠は脳の疲労を取り除きストレス解消に役立ちます。
また寝つきが良くなると深い睡眠が訪れ成長ホルモンが盛んに分泌されます。
結果として疲労した体の組織の再生が促進されます。
最近の研究では何もせず身体を休めるより、身体を動かしてから休養した方が2~3倍も回復することが分かっています。
また30分程度の仮眠をプラスすることも有効とされます。
基本的にはウォーキングなどで十分です。
タイミングとしては夕方から就寝3時間前が効果的とされており、30分~1時間ほどのウォーキングで睡眠の質が高まるとされています。
ただし少し息が上がるくらいの早歩きがおすすめです。
時間の無い人は寝る30分~1時間前にストレッチなどを行うのがおすすめです。
この時には深呼吸を合わせながら身体をリラックスさせましょう。
身体を回復させればリウマチは予防できる
基本的にリウマチに悩む人は動き過ぎている傾向にあります。
もちろん動いていないのに症状が悪化する人もいますが、多くの場合は身体に負担をかけているために炎症が悪化します。
そのため基本的には仕事の量を抑えて身体を休める期間と考える方がトータルで解消されやすくなります。