テレワークで悪化した坐骨神経痛を解消するには
足に痛みとシビレが出た。
さらに痛みが強くなり夜も寝れない。
歩くのがやっとで鈍痛を感じている。
病院には行ったが症状は変わらず、むしろ痛さが増している。
そんなことで悩んでいませんか?
足のシビレや痛みの多くは坐骨神経痛です。
こちらでは坐骨神経痛の原因と解消法について書いています。
硬いお尻が坐骨神経痛を引き起す
お尻周りには股関節を動かすための筋肉がついています。
股関節を動かす筋肉は歩くための筋肉なので、股関節の筋肉がうまく使えないと足を大きくスムーズに動かせません。
そのためお尻周りの筋肉が硬くなると、歩幅が狭くなったり歩く速度が遅くなったりします。
お尻の筋肉が硬くなる原因は、主にデスクワークなどでお尻を圧迫することで起こります。
お尻がガチガチに硬くなると骨盤が後傾し猫背になってきます。
また猫背になると座っている時にお尻の筋肉により大きな圧力がかかります。
若い時は平気でも、加齢に伴い筋肉がどんどんと硬くなってくると身体は痛みだします。
お尻の筋肉が硬くなり、神経を圧迫して起こるのが坐骨神経痛なのです。
本来ならお尻の筋肉の硬さは歩けば徐々に緩んできますが、デスクワークが長時間なのに歩く時間は短いという人は徐々にお尻の筋肉が緩まなくなります。
お尻の筋肉は硬くなりやすい
お尻の筋肉とは大殿筋の事です。
お尻は三層の筋肉になっており、大殿筋の下に中・小殿筋もあります。
ですが坐骨神経痛の原因となるのは主に大殿筋です。
大殿筋は抗重力筋の一つであり、座っている時にも圧迫されますが立っているだけでも緊張します。
だから本当の意味で大殿筋が緩めるのは寝ている時だけなのです。
ですが坐骨神経痛が悪化している人は寝ていても痛みやシビレを訴えます。
本来なら寝ころべば緩むはずの大殿筋が寝ころんでも緩まないほどに緊張している証拠です。
こうなってくると歩くだけではなかなか坐骨神経痛は解消されません。
もちろん歩く事は大切ですが、加えて体操などをすることで積極的に大殿筋を緩める必要があるのです。
坐骨神経痛を解消するには
筋肉が緩まない原因には気圧や湿度も関係します。
気圧が下がり雨が降ると湿度が高くなります。
低気圧で高湿度の状態だと身体は浮腫みやすくなり、余計に筋肉は緩まなくなります。
そのため坐骨神経痛の症状は雨の日の方がひどくなります。
こんな時こそ運動をして筋肉を緩める必要がありますが、雨の中に外で運動をするのは難しいと思います。
そこでおすすめなのが部屋でも出来る運動です。
今から紹介するのは座っていても出来るので、雨の日で運動不足な時ほどやっておくと坐骨神経痛の解消に役立ちます。
骨盤の運動
1. 椅子に腰を掛けて両手を横に広げます
2. 右側のお尻に体重をのせて左側のお尻を浮かせます。その際、腕が斜めにならないようにします。
3. 続いて逆の左側のお尻に体重をのせて右側のお尻を浮かせます。
お尻歩き
1. 椅子にしっかり座ります
2. 右側のお尻に体重をのせて左側のお尻を前に出します。
3. 左側に体重をのせて右側のお尻を同じように前に出します。
4. 右側のお尻に体重をのせて左側のお尻を後ろに戻します。
5. 左側に体重をのせて右側のお尻を同じように後ろに戻します
大殿筋を緩めて坐骨神経痛を解消しよう!
座り仕事が続いているとお尻の大殿筋が硬くなります。
硬くなった大殿筋が神経を圧迫して痛みやシビレを起こします。
本来なら歩くだけでも大殿筋は緩みますが、痛みやシビレが悪化した人は体操なども組み合わせて大殿筋を緩めましょう。