症例報告
足底筋膜炎で踏み込むのが辛かった
- 患者
- 40代男性
- 来院
- 2016年7月
- 症状
- 足底筋膜炎で来院。踏み込んだ時に足底前方に痛みがあるとの事。痛みが出たのは2週間前で痛みが変わらないので来院した。以前にも痛むことはあったが、ここまでひどくはなかった。
趣味の野球をもう続けられないのではないかと不安になり来院。 - 治療内容と経過
- 元々靴の裏は今回痛みが出た辺りが擦り減る傾向にあり、そこに重心がかかっていたのは明らかである。野球をしていて外野なのでよく走るのでそれも原因の様子。初日は全身の歪みを整え股関節と足関節を整えたところピンポイントの痛みが分散したとの事。
次の日の来院では痛みは少し戻ったとの事だが、続けて歪みを整えた。関節が固い原因にむくみが見られたのでそちらも調整した。
8日後の来院では歩く時には痛みは気にならなくなったとの事。まだ、つま先立ちをすると痛みが残るとの事なので、引き続き歪みを整え、むくみを改善した。
17日後の来院でもつま先立ちでは痛み残るので歪みとむくみを改善した。
12日後の来院では痛みはなくなったとの事なので筋肉の調整をして再発予防に努めた。野球で無理をしないように指導し、予防をかねて定期的に来院するように告げて治療は終了した。
- 食事指導
- むくみの原因に水分と塩分不足が考えられるので、スポーツドリンクなどをこまめに摂取するように指導。
- 同時に治療した症状
- 慢性肩こり、足のだるさ
- 使用した主なツボ
- 太谿(たいけい:内くるぶしとアキレス腱の間)
- 考察
- 足関節のむくみが顕著だったので、元々身体の循環は悪く足に老廃物が溜まりやすかったと考える。今回の治療を通して足関節の可動域が上がり歪みが整った事が重心の偏りを無くし足底筋膜炎の根本治療につながった。
むくんでいる人は水分の摂り過ぎを疑うが全く逆である。
運動をしている人は水分不足に加え塩分やミネラル不足の傾向にあるのでしっかりと摂取することで足や肩の老廃物が流れていったので全身の改善につながった。
※個人の感想であり効果を保証するものではありません。
