症例報告
過敏性腸症候群で授業中の腹痛で冷汗がでて動けなかった
- 患者
- 10代女性
- 来院
- 2018年4月14日
- 症状
- 授業中に何度も強烈な腹痛に襲われていた。
あまりの痛みに冷汗を流し動けない程だった。 - 治療内容と経過
- 小腸の固さが目立っていたので下腹部の血流を改善し温めるように指導し初日は終了した。
2日後、痛みはなくなっていたが、頚椎の固さと小腸の固さが残っていたので改善し終了した
5日後、状態は安定しているとの事だったが胸椎の可動域が狭かったので改善した。
7日後、少し腹痛に襲われたとの事だったが、グラノーラばかり食べていたそうなので、過剰な食物繊維は控えるように指導。
11日後、腹痛に襲われる事もなくなったので卒業とした。 - 食事指導
- 小腸を冷やす生野菜や刺身を避けて、手軽な栄養摂取として果物ゼリーを勧め白湯を常飲するように指導した。
- 同時に治療した症状
- 下痢
- 使用した主なツボ
- 天枢、気海、中脘
- 考察
- 食事の偏りによる栄養不良と冷えが小腸の動きを悪くして腹痛を悪化させていたと考えられる。そのため、冷えの原因を取り除き小腸の動きを正常に戻すことで早期の改善が見られた。また、長年にわたり症状が緩和しなかったのは頚椎と胸椎の可動域が低下していたためだったと考えられる。
※個人の感想であり効果を保証するものではありません。