肩こりを根本的に解消するには整膚が効果的!
肩こりでマッサージに行ってるけど治らない。
週に一回か二回はマッサージへ行っていた。
気持ちがいいのはその時だけで終わるとまた肩こりになる。
こんなことで悩んでいませんか?
マッサージをすれば気持ちよくなりますが根本的な解消は難しいと言えます。
こちらではマッサージでは解消されない理由と肩こりの解消法について書いています。
現代人の肩こりは昔と違う
肩こりを解消しようと思えば、肩を叩いたり揉んだりするマッサージをイメージすると思います。
ですが、筋肉を叩いたり揉んだりマッサージして楽になるのは表面に近い大きな筋肉だけなのです。
大きな筋肉は手作業などの反復動作によって疲労します。
昔ならそういった肉体労働による疲労にはマッサージなどは有効でした。
現代人はパソコンやスマホを酷使して疲労しているので、大きな筋肉ではなく姿勢を維持する小さな筋肉が主に疲労しています。
そのためマッサージなどは思うような成果をあげられないのです。
小さな筋肉の疲労は、筋肉を包んでいる筋膜の緊張を生み姿勢を歪めてしまいます。
マッサージでは表面にある大きな筋肉をほぐすばかりです。
この筋膜を緩めてやることが現代人の肩こりを解消するのに有効なのです。
昔ながらの施術では筋肉を緩められても筋膜には効果が薄いので、何度でも肩こりになってしまいます。
これは肩こり元凶となる筋肉と筋膜の癒着によって起こります。
筋膜を緩めるには
正常な体であれば、筋肉と筋膜は癒着せずに自由に動くことができます。
ところが、同じ姿勢が多く運動不足な人は筋肉と筋膜が癒着してしまうのです。
筋肉と筋膜に癒着が起こると、周囲にある血管の弾力性が落ち血流が滞ります。
血流が滞れば老廃物が蓄積し、慢性的な肩こりとなるのです。
こんな慢性的な肩こりの解消に必要なのは、筋膜を緩めることです。
筋膜は薄い膜なので、力を入れてマッサージしなくても効果が出ます。
むしろ筋肉に刺激を入れるマッサージでは思うように筋肉と筋膜の癒着はとれません。
そこで大切なのが筋膜を緩める施術法です。
筋膜を緩めるのに効果的な整膚(せいふ)
整膚とは、皮膚をつまんで引っ張ることでツボや経絡を刺激する方法です。
皮膚に刺激を入れる事で血流やリンパの流れが良くなり、WHOでも認められ話題となっています。
整膚は皮膚をつまんで持ち上げるという動作のみ行います。
まずはつまむ場所を見つけましょう。
やり方)
- 凝っている場所を伸ばす
- 伸ばしてみて痛みの出た場所をつまむ
- 表皮を優しくつまみ上げて4~5秒キープする
もう一度伸ばして痛みがマシになっていればOKです。
整膚を行う際に気をつけるポイントは力強く行わない事です。
皮膚を引っ張りすぎると揉み返しが起こります。
力を加えなくても効果が出るのが整膚なので、気持ちよく感じるくらいの強さで十分です。
つまんだ所がジワリと温かく感じれば十分に効果が出ています。
関節が硬い人も同様に筋膜と筋肉が癒着しています。
そのため整膚で筋膜と筋肉の癒着がとれると身体も柔らかくなります。
よく身体が硬い人は筋肉の柔軟性が失われていると考えがちですが、柔軟性が失われているのは筋膜と筋肉が癒着しているからです。
ストレッチをして硬いところがあれば、まずは皮膚をつまんで整膚を行ってみましょう。
皮膚の血流を良くして肩こりを解消!
現代人の肩こりは姿勢を維持するために疲労し、筋肉と筋膜が癒着することから起こります。
そのため筋肉に刺激を入れても思うように解消されません。
根本的に解消するには血流を良くして、筋肉と筋膜の癒着を無くしましょう。