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めまいは本当に高血圧の症状なのか

高血圧の薬を飲むべきなのでしょうか?

 

血圧を下げる薬をもらってから手足や肩周辺は冷え顔が火照りだした。

 

この薬を飲んでいると後ろに倒れるような感じのするめまいがするようになりました。

 

高血圧の薬を飲み始めたらめまいが起きるようになったという相談でした。

 

めまいが高血圧の症状だと誤解されていますが、めまいが起きると血圧が上がるが正しいのです。

 

まして血圧を下げ過ぎれば貧血のようなめまいが起きるのは当然ですね。

 

こちらではめまいが起きる人がなる高血圧のメカニズムとめまいと高血圧の両方を治す方法を書いていきます。

 

めまいと高血圧のメカニズム

めまい

まず多い誤解として高血圧で様々な症状が起きるというものです。

 

実は高血圧はほとんど自覚できません。

 

そのため高血圧はサイレントキラー(静かな暗殺者)と呼ばれるくらいです。

 

前兆もなく命に関わる心臓疾患などの病気を起すからですね。

 

そのため高血圧でめまいが起きる事はあり得ません。

 

実際に近年では高血圧とめまい・頭痛・吐き気の因果関係は無いと言うのが結論です。

 

血圧の上昇は結果であって原因ではありません。

 

そのため、めまいがある人は血圧を下げる薬を飲む必要はありません。

 

めまいの大半は血圧が低い時に起こります。

 

しかし高血圧とめまいが同じ原因から起こっている場合もあるので次に書いていきます。

 

高血圧の原因

ドロドロ

生活習慣に問題がある人は思い当たると思います。

 

以下のようなことに心当たりはありませんか?

 

  • 塩分の摂り過ぎ(食品添加物を含む)
  • 暴飲暴食
  • ストレスが多い
  • 運動不足
  • 肥満

 

まさに生活習慣病と言われるものですね。

 

この場合は血液がドロドロになり高血圧となり、血流の悪化から来るめまいも起こしやすくなります。

 

この時に血圧を下げる薬を飲んでも血液がドロドロのままでは酸欠を招きめまいは改善するどころか悪化するでしょう。

 

血圧は薬で安易に下げるより生活習慣の改善が重要と考えましょう。

 

それ以外にも腎臓や心臓の働きが低下している人も高血圧になります。

 

めまいが起きて高血圧になりやすい人は腎臓の働きが低下している事が多いので次に書いていきます。

 

腎臓の働きとは

内臓

腎性貧血という言葉は聞いたことがあるでしょうか?

 

これは腎臓から出る赤血球を作るホルモンが減少する事により起こります。

 

めまい以外にも疲れやすさや動悸、息切れなどの症状を伴います。

 

しかし症状はじわじわと進行するので気づきにくいのも特徴ですね。

 

腎性貧血の状態では全身の酸素不足が起こります。

 

これをカバーするために心臓には常に負担がかかり結果として血圧の低下を招くというメカニズムですね。

 

要は生活習慣の改善こそが根本的な解決につながるという事なので次に書いていきます。

 

生活習慣の改善

 味噌汁

腎臓のホルモンを作る機能を強化するにはアルギニンと呼ばれるアミノ酸が効果的です。

 

それはエビやマグロなどの海産物に含まれ刺身などの生で頂く方が吸収量が上がります。

 

生食の良い所はビタミンの喪失量が少ないという事。

 

他にも豚肉のゼラチン部分にも含まれますが生食は難しいですね。

 

特にビタミンB6はアルギニンの吸収率を高めます。

 

ただし生食は身体に悪い面もあるので添えてあるワサビやシソ、大根、ワカメは一緒に摂るのが良いですね。

 

また腎臓は塩分の多い食品添加物に弱いのでスナック菓子などは避けましょう。

 

そして水分補給を心がけるとドロドロ血液の改善につながるので腎臓だけでなく心臓の負担も減らせるのでめまいの改善にはとても有効です。

 

大豆もアルギニンを多く含むのでワカメのみそ汁は極めて有効です。

 

水分とビタミンの補給を意識して具だけでなく最後の一滴まで飲み干すようにしましょう。

 

まとめ

元気

高血圧が原因でめまいは起こりません。

 

めまいが起こった後には血圧は高くなっていますが下げる必要は無いのです。

 

問題なのは腎臓の機能低下とドロドロ血液による心臓への負担です。

 

日々の食事に気をつけると共に水分補給はまめに行いましょう。