心臓疾患のある人は風邪薬に注意
普段から心臓が苦しくなる事があるが、薬の副作用で発作が起こる事もあるんだろうか?
色々な薬を飲んでいるけど、本当に大丈夫だろうか。
もしかして、薬のせいで胸が苦しくなっているんじゃないか。
そんな不安をよく聞きます。
実は全ての薬には副作用があります。
こちらでは特に心疾患がある人に注意してほしい薬と対処法について書いています。
狭心症の人は風邪薬に注意!
市販の風邪薬の中には、心疾患を持っている人は使用に注意して下さいという注意書きがあります。
これは、鼻炎薬なども含めて炎症を鎮めることを目的とした薬全般に言える事です。
鼻炎薬と非ステロイド性抗炎症薬は多くの風邪薬に含まれ、血管の収縮作用を持ち血圧を上昇させる可能性があるからです。
炎症を鎮める作用がある薬には、血管収縮作用があるので、
- 心筋梗塞
- 脳卒中
- 心不全
などの恐れがあり、普段から高血圧がある人は最も注意が必要とされています。
非ステロイド性抗炎症薬の研究論文によると、非ステロイド性抗炎症薬を使用している人は、心筋梗塞を発症する可能性が約3倍だったということです。
そもそも風邪やインフルエンザにかかるだけでも、細菌やウイルスに身体が抵抗することで心拍が上がり心血管系には負担がかかります。
そこに血管を収縮させる作用のある薬を使えば心臓への負担が極めて大きくなるのです。
そのため風邪などの症状が軽度な場合は、安静にして水分をたっぷり取り脱水を予防するのが基本となります。
そして、寒い季節やインフルエンザの流行シーズンには特に、頻繁に手洗いし、睡眠を十分に取って感染症予防に努めることが大切です。
風邪の対処
しっかりと予防をしていても風邪を引く時はあります。
そんな時には身体に負担の少ない料理で乗り切りましょう。
ポイントとなるのは風邪の症状がどのくらいかという事です。
風邪の症状が同じでも、
- ひき始め
- 辛い時
- 治りかけ
などでは食べるべき料理は変わってきます。
かぜのひき始めには、消化に良くて身体を温めるものを食べるのが基本です。
のどの痛みやせき、鼻水、寒気などが出だしたら温かい料理を食べましょう。
特にクッパや鶏肉のスープなど消化に良くて、身体を温めるレシピを探すと良いでしょう。
かぜの症状がつらいときにおすすめのレシピ
風邪の症状が本格的になると、免疫細胞が活性化し体温は高くなるので、エネルギーの消費が盛んになります。
弱った胃腸でも吸収できて、栄養を摂る事を意識しましょう。
消化に良くて栄養のある卵を入れたうどんや雑炊なども良いですし、すりおろした果物など消化吸収しやすい食材を選びます。
風邪が治りかけてきたら、体力をつけられて身体を温める料理を選びましょう。
肉を食べたいところですが、油は控えて肉うどんやみぞれ煮などにしておくのが無難です。
風邪を引いたら薬よりも栄養と睡眠!
風邪薬や鼻炎薬など炎症を鎮める成分は、心血管の負担となるものが多くあります。
そのため風邪などは予防が第一で、風邪を引いてしまっても安易に薬に頼らない方が無難です。
基本的に風邪でもインフルエンザでも、栄養をとってしっかりと眠れば治ります。