治らない胸痛は狭心症かも
だいぶ前から、毎日のように胸痛が続いている。
MRIやCTを始め、色々な検査を受けたが異常が見つからない。
医師からは精神的なものではないかと言われている。
痛み止めを服用しても効いている気がしない。
こんなことで悩んでいませんか?
こちらでは、原因は分からないけど続く胸痛の原因となる狭心症と胸痛の対策について書いています。
なぜ胸痛が続くのか?
胸痛の原因は色々とありますが、その中でも狭心症は突然胸の痛みに襲われる病気です。
数分で治るのが通常なので、軽視する人も多くいます。
痛みがすぐに治まると、軽く考える人が多いうえに軽症な状態だと検査でも異常が見つかりません。
胸痛の原因となる狭心症とは、何かの原因で心臓に血液を送る血管である冠動脈が狭くなり、心臓が血液不足になる病気です。
血液によって心臓に供給される
- 酸素
- 栄養素
のどちらが不足しても胸痛が起こります。
狭心症の3大症状は、
- 息切れ
- 動悸
- 胸痛
です。
狭心症は高齢者の病気だと軽く考えている人もいますが、40代くらいからは狭心症になる人が増えています。
特に痩せ型の女性には多く見られます。
普段は運動などをしないから息切れには気づかずに、胸痛のみを訴える人もいます。
狭心症の症状は、発作のとき以外には何も感じないので気づきにくいのも特徴です。
また、男性でも喫煙の習慣がある人は40代くらいから見られる事もあります。
狭心症の発作で胸が痛くなる時は、ほとんどは胸の中央からみぞおちにかけて広い範囲におこります。
痛みは胸全体に現れるので、具体的な場所が言えない人も多くいます。
基本的には、ピンポイントでなく手のひらくらいの広い範囲が痛みます。
狭心症の発作のタイミング
狭心症の発作は、運動など心臓に負荷がかかったときにおきるものと、安静時に突然おきるものがあります。
心臓の負荷というと、運動だけを思い浮かべる人もいますが、ストレスなども心臓の負荷となり狭心症の発作を起こします。
狭心症の発作でも分かりやすいのは、走ったり階段や坂を上ったりするときです。
要は、普段より少し激しい動きをしたり、精神的に興奮するなどして心臓に負荷がかかったときに胸が痛くなります。
これは労作性狭心症と呼ばれる症状です。
また、寝ているときなどの安静時に突然、発作が起こる場合は安静時狭心症と呼ばれます。
狭心症が起こる主な原因は生活習慣で、
- 食事と飲酒
- 喫煙
- ストレス
などが発症のきっかけとなります。
暴飲暴食や喫煙がきっかけの人は、検査でも異常が見つかりやすいので気づきやすいのが特徴です。
対して、ストレスが原因の人は検査でも異常を見つけにくいので長く悩んでいる人も多くいます。
ストレスとは、精神的なものだけでなく肉体的な負担も大きなストレスとなります。
特に普段から睡眠不足や過労がある人は強いストレスを抱えています。
こういった肉体的なストレスも狭心症の原因となるのです。
狭心症を解消する体操
胸痛を起こす狭心症の解消には、胸の周りの動きを高めることが大切です。
胸郭の動きをつける体操
1、足は肩幅にそろえて、両手を身体の前で合わせます。
2、両手を合わせたまま、後ろに反っていきながら息を大きく吸います。
3、息を吸いきったら、息を吐きながら両手を戻します。
*無理に大きく動く必要は無いので、軽く腹部が伸びる感じがすればOKです。
狭心症による胸痛は体操で治そう!
胸痛の原因は狭心症だけではありませんが、現代人の多くは少なからず狭心症の症状が潜んでいます。
そのため、原因となる肉体的ストレスである睡眠不足や過労を減らすことも大切ですが、体操などで胸の動きを高めるのも重要です。
痛みが長引く限りは、何らかの問題が潜んでいる証拠なので、検査で異常が見つからなくても油断はしないようにしましょう。