主治医が見つかる診療所でもやっていた腎臓病は副腎疲労も起こしている
起床後起き上がれないくらいの脱力感があり仕事にも行けない。
寝付きが悪くなった。
疲れがとれない。
熱っぽくなることがある。
などの相談は、副腎疲労の方から多く聞かれます。
主治医が見つかる診療所でやっていた腎臓病は、副腎疲労が発端になっている事も多いのです。
人によっては、喘息なども発症します。
こちらでは、副腎疲労と腎臓の関係と原因、根本的な解消の仕方を紹介しています。
腎臓病と副腎疲労の関係
副腎は、名前に腎臓とついていますが、直接的に腎臓の機能を助けるわけではありません。
副腎の主な機能は、ホルモンの分泌です。
ホルモンは脳や肝臓、腎臓などからも分泌されますが、副腎からのホルモンは重要な機能を果たしています。
副腎からのホルモンには、
- アルドステロン(塩分の再吸収を促す)
- コルチゾール(抗炎症作用でストレスを緩和)
- カテコールアミン(交感神経の興奮)
などがあります。
対して、腎臓の主な機能は、
- 血液量の調整
- 血圧の調節
などを行います。
そのため、腎臓の機能低下は高血圧を招きます。
また、高血圧が長く続くと、動脈硬化を促進し、腎臓に対しては強い傷害を及ぼします。
高血圧を改善するには、塩分制限が重要です。
元々は、腎臓からの塩分の排泄でバランスを保つように行われています。
副腎から分泌されるホルモンであるアルドステロンは、糸球体でろ過された塩分(水分)をもういちど身体に戻します。
問題となるのは、アルドステロンが過剰に分泌される場合です。
アルドステロンの働きが過剰になると、塩分が身体に貯まり、血液量が増えて血圧が上昇します。
つまり、副腎の過剰な働きは高血圧を招き、腎臓に負担をかけて腎臓の機能を低下させるのです。
副腎が過剰に働く原因として、ストレスによるコルチゾールやカテコールアミンの大量分泌があります。
副腎が疲労するほどのホルモン分泌は高血圧を招きます。
そのため、普段からストレスが多い人ほど副腎疲労からの腎臓病を招くのです。
腎臓が弱っている時のサインと対処法
副腎疲労を招くほど、ストレスを受けている人は腎臓にもダメージを受けます。
結果として、腎臓の血液をろ過する機能などが落ちてしまうと、
- 尿タンパクが出る
- 血尿が出る
- 泡が消えない
などの症状が出ます。
また、そこまでの症状が出ていなくても、
- 重い疲労感
- うつ症状
などが出ている人は副腎疲労の可能性があるので注意が必要です。
強い疲労感や、精神的な落ち込みを感じ始めたら早目の対処が肝心です。
腎臓は大腰筋と呼ばれる、太ももを上げる強い筋肉に乗っかる位置にあります。
そのため、腎臓に老廃物が溜まり重くなると腰痛の原因になります。
また、腎臓から出されるホルモンは、血液の生成にも関与するので若々しさを左右します。
副腎と腎臓を元気にする体操は下半身にあります。
ふくらはぎの体操
①肩幅に足を開き、勢いよくつま先立ちになる
②そのまま5秒キープして、すとんと落とす
これを10回ほど行い、朝昼晩と行います。
そして、体操の後にはふくらはぎのストレッチをします。
筋肉は刺激を入れた後に、伸ばしておくと血流がさらに良くなります。
副腎を元気にして腎臓病を予防しよう!
腎臓病は急にはません。
前段階として、副腎疲労を起こしている事がほとんどです。
腎臓病は、新国民病と呼ばれるほどに、気をつけないといけない病気です。
とれない疲れや下半身のダルさを感じたら食事や生活を見直しましょう。