ずっと改善しない右腰の痛みの原因は肝臓疲労からだった!
最近また腰がいたくなってきた、いつも全体に痛いのに、今回は右腰が痛い。
痛くなってから姿勢に気をつけたり、ストレッチをしているが改善しない。
何か別の原因があるのではないかと心配し、日常生活に集中できない。
いつもと違う痛みで、右側だけ痛みがあると心配しますよね。
信じられないかもしれませんが、右腰が痛い原因は肝臓の疲労がきっかけで起きているかもしれません。
この記事では肝臓が疲労することで起こる腰痛の原因や改善法を知る事が出来ます、読まないと腰痛が改善しませんよ。
肝臓の主な働き
肝臓の主な働きを見ていきましょう。
肝臓は大きく分けて、
① 代謝機能
② 解毒作用
③ エネルギーの貯蔵
④ 胆汁の生成
という4つの働きをしています。
体の中の「化学工場」のようなものです。
① 代謝機能
食事から摂取した栄養を、体内で必要なエネルギーに変える機能。
② 解毒作用
アルコール、アンモニア、薬など体にとって有害な物質をろ過し無害化する。
③ エネルギーの貯蔵
脳に必要なエネルギー(グルコース)をいつでも供給できるように貯蔵。
④ 胆汁の生成
消化酵素を作り、血中のコレステロール値を調整。脂質の消化吸収を助ける。
肝臓が疲労すると
肝臓は人体の右側に位置し、横隔膜のすぐ下にあります。
肝臓が働きすぎて疲れきっている状態で、肝臓が疲れるとうっ血して血液が溜まります。
人体の中でも1㎏~1.5㎏の重さがあって内臓の中では1番重い臓器がさらに重くなり、右側に傾くことで、右の
腰や背中に痛みというサインを出して知らせているだけなのです。
肝臓自体には、痛みを感じる神経がないので、痛みを感じることはありません。
ですが、肝臓を包んでいる腹膜という膜の痛みを周りの組織が受け取り腰が『痛い』と感じます。
肝臓に限らず、内臓疲労があると、内臓を守るために自然と身体を丸めようとする身体の反応があります。
例えると、おなかが痛い時ってどういう姿勢をとりますか?
お腹を抱えて丸くなりますよね。内臓が疲労するとその状況と同じようなことがおこります。
内臓の問題を抱えていると、いくら姿勢を意識したりストレッチをしても姿勢を改善したり、肩や腰を楽にすることも難しいんです。
血液検査や健康診断でも特に異常がみられないが、日々の生活の中で内臓に疲労をかけてしまっているために腰痛が起こることをいいます。
内臓と腰痛に関しては圧倒的に「内臓疾患による腰痛」ではなく「内臓疲労による腰痛」が多いことをしっておいてください。
肝臓疲労の原因
肝臓が疲労する原因は以下の項目があります。
1.暴飲暴食が続いている
肝臓といえば、アルコールを分解するイメージがあると思いますが、肝臓の働きは過剰に摂り過ぎた栄養の分解・排泄を行います。
暴飲暴食が続くと肝臓は常に働いている状態になり疲れてしまいます。
2.睡眠不足
体を動かしたりする時のエネルギーは、肝臓に蓄えられているので起きている時間が長ければ長いほど肝臓が働く時間が長くなり、肝臓が疲れてしまいます。
しかも、体を動かした時に出る老廃物も肝臓が処理するので起きてる時間が長いと老廃物の量も多くなり、肝臓の働きが増えさらに疲労が蓄積しやすい状態になります。
3.運動不足
運動不足が続くと、手や足からの血流の戻りが悪くなり、血流が滞り、血液が汚れてしまいます。その汚れた血液を処理するために肝臓が働き疲れてしまいます。
4.ストレス
肝臓を活動させているのは、副交感神経です。体にストレスを感じると交感神経を働かせてようと、体は対処します。
交感神経が優位な状態では、多くの内臓の血流量 が減少します、当然肝臓の血流の減少するので、働きが低下します。
5.薬の常用
薬も体にとっては毒です。短期であれば大丈夫なのですが、長期的に服用していると肝臓が常に解毒に働い
ている状態になり、疲労します。
これだけやっておけば安心2つの改善法
睡眠
現代はとにかく忙しい人が多いからか、睡眠が少ない人ばかりです。さらに普段のストレスから不眠の人も多い
です。平均睡眠時間は6時間と短めで、少ない睡眠は体にいい影響を与えません。せめて睡眠の質を上げていきましょう。
①食事は床に就く2時間以上前にすませ、胃腸を休めてから寝るのが理想的です。
②体を温める食事を選びましょう。人は高い体温が下がるときによく眠れます。
例えば唐辛子に含まれているカプサイシンには、体温を上げた後に下げる作用がありますから、そういった食材を選ぶといいでしょう。
③運動は夕食後1時間以上たっていて、床に就く2時間以上前までに行うといいでしょう。
適度な疲労感は、睡眠のよきパートナーです。しかし寝る直前に運動すると体温が高くなりすぎ、寝付くことが難しくなりますから注意しましょう。
④入浴はシャワーですませるのではなく、38度くらいのぬるめのお湯にゆっくりつかるのが効果的です。
リラックス効果が得られるだけでなく、高くなった体温を放熱しようと血管が開くことで、副交感神経が優位になります。
そして血流のよくなった四肢から熱が逃げていき、体温が下がることで寝付きやすくなるのです。風呂上がりに手首や足首を伸ばすといった軽いストレッチを行うことも、質のいい睡眠の後押しとなります。
食事
肝臓に良い食べ物
肝臓には良質なたんぱく質が大事です。
肝機能の回復にはタンパク質が欠かせません。
たんぱく質は筋肉を作りあげるのにも重要な役割をしますが、肝臓にたまった脂肪(中性脂肪)を血液中に送り込んで出してくれる役割もしています。
おすすめは高たんぱくで低脂肪のお豆腐や大豆製品を中心に、動物性と植物性をバランスよく摂取することです。
良質なタンパク質としては、植物性のタンパク質ならば豆腐などの大豆製品。
動物性のタンパク質ならば鶏のむね肉や白身魚です。
肝臓が弱っているときはビタミンを蓄える機能が弱まりますので、積極的にビタミンを摂って下さい。 ビタミンCが豊富な果物としては、
- レモン
- 柿
- キウイ
- いちご
などがあります
肝臓に悪い食べ物
食べ過ぎになると、肝臓がフル回転で働きますので負担をかけ、長時間続くと肝臓も疲労してしまいます。
甘い物
油分の多いもの
肉類や小麦粉
などを消化することも、肝臓が処理をするのにかなりの手間がかかるので、肝臓を疲れさせてしまいます。
また、食品添加物や農薬なども、解毒・排出を行う肝臓にとって、かなり負担のかかるものです。
できれば食品添加物の入らない食べ物を、野菜などはしっかりと洗ってからたべるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか、肝臓が原因で右側に腰痛が出る理由がお分かりいただけたと思います。
睡眠と食事を気をつける事で肝臓の疲労が回復していきます。
肝臓が回復すると右腰の痛みも改善していきますので、少しづつ始めて下さい。