背中や脇に痛みが現れたら肋間神経痛かも!
脇がピリピリして辛い。
肋骨の辺りにチクチクした痛みがずっとある。
くしゃみや咳をしても肋骨が痛む。
酷い時は夜に眠れないほど痛む、、、!
それは肋間神経痛と呼ばれる症状です。
この記事を読んでいるあなたも肋間神経痛で悩んでいるのではないでしょうか?
もしくは原因が何か分からないと不安になっているんじゃないでしょうか?
こちらでは肋間神経痛の症状と原因に対処法について書いていきます。
多岐に渡る肋間神経痛の症状
病院で検査をしてもらい肋間神経痛と診断されると、薬を出され様子を診ましょうと言われる事が多いです。
でも、薬を飲んでいても、中々ピリピリが治まらない方も多いです。
特に大きな病気がかくれていないけど、薬で肋間神経痛がおさまらない方には特徴があります。
- 手や足のしびれにチクチクとした痛み
- 時には刺すような痛み
- 運動中や疲労でもないのにこむらかえりを起こす
これらの中でも、胸の骨の間にピリピリ痛みが走る肋間神経痛を起こす末梢神経障害があります。
痛みは、ふつう片側に起こり、深呼吸や咳などで痛みが誘発されることがあります。
他にも、
- 骨折や骨の歪み
- 外的な圧力によって骨や筋肉が圧迫
されて肋骨間に走る末梢神経(肋間神経)を刺激することで痛みを発します。
これは、不自然な姿勢や疲労から突然起こることも多く、たいていは一時的なものです。
交通事故などの後遺症で起こることもあります。
その他にも、病気が原因で肋間神経痛のような症状を出すこともあるので次に書いていきますね。
肋間神経痛を引き起こす病気が潜んでいる場合
帯状疱疹を過去に患ったことにより肋間神経痛を起こすこともあります。
帯状疱疹は子供の時にかかった水ぼうそうのウイルスが神経の中に潜んでいて、
- 疲労
- ストレス
などをきっかけに再び表に現れてくることにより起こります。
特徴としては、チクチクやズキズキとした痛みと小さな水疱が現れます。
水疱は時間と共に治りますが、皮膚の症状が消えた後にも痛みが残る場合がありこれを帯状疱疹後神経痛といい、肋間神経痛の仲間です。
しかし、夜間はよく眠れたり、何かに集中していると痛みを感じなかったりするというのも特徴の一つです。
ストレスによる心と身体の関係
ストレスもいくつかの種類があり、
- 職場から受ける社会的ストレス
- 家庭における精神的ストレス
- 友人関係などの人間関係のストレス
など様々な場面で心はストレスを受けています。
また、暑さや寒さといった環境から受けるストレスなどが過剰に積み重なると自律神経失調症という病気になりますね。
これは、全身の体の器官をコントロールする自律神経のバランスが崩れてしまう状態なので心に留まらず全身に影響を及ぼします。
身体面では
- だるさ
- 動悸
- ほてり
などがあります。
ストレスによる症状は心身ともに現れ、人によって症状は様々です。
一つだけの症状が出る人もいれば、複数の症状が一気に現れる人もいます。
また、精神面では
- 気力の低下
- 落ち込み
- イライラ
など症状は様々です。
この状態は東洋医学では未病(みびょう)と呼ばれ病気になる前段階と言われます。
これはとても重要な段階で、この時点で有効な治療を行えば症状は治りやすいのです。
検査で異常が出ていなくても様々な症状があるのは身体や心からの危険信号なのです。
大切なのは自分の状態を知り正しい対処をしていく事です。
ストレスを軽減するための飲み物とは
まず重要なのが腸内環境を整える事です。
小腸では幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが分泌されます。
小腸でのセロトニンの分泌量は身体の90%を占めるので、腸内環境が乱れていれば精神的な安定は望みにくいという事になりますね。
セロトニンの原料になるのは豆乳などに含まれるアミノ酸です。
肉やチーズにも含まれますが植物由来の方がセロトニン作りには効果的ですね。
さらに腸内環境も同時に整えられれば言う事はありません。
そこでお勧めなのが豆乳ココア!
200㏄の豆乳を温めて、大さじ一杯のココアをまぶしましょう。
特に眠れない夜には最適です。
牛乳でも良いのですが、豆乳はアミノ酸の含有量が牛乳より多く血流や水分代謝の改善にも効果的なので試してみて下さい。
肋間神経痛の原因がストレス以外の場合もあります。
肋間神経痛が起こる多くの方には共通点があるので次はそれを書いていきます。
肋間神経痛を引き起こす人の共通点
肋間神経痛を引き起こす原因の一つとして、胸郭と呼ばれる肋骨と背骨と胸骨で構成される、胸周りの骨組みへの刺激が足りないことがあげられます。
特に現代人はデスクワークが増えたせいで胸郭に対する刺激は少なく固くなりやすいのが特徴です。
胸郭の動きは腕を動かしたり、体幹を前後屈した時にも動きますが、一番の動きは呼吸をする時です。
運動をすると呼吸を意識しますが、実は運動をしている間も50%から60%しか呼吸量は増えていないのです。
肺活量と言いますが、肺活量は意識をしない限りは半分以下しか吐き出せていません。
だから、有酸素運動を行うよりも意識して呼吸を深くする方が胸郭に関しては効果的です。多くの体操でも呼吸を意識しないものの方が少ないのはこのためですね。
山や川のように空気の澄んだ場所で深呼吸をして気持ちよいと感じるのは、普段動きの少ない胸郭のストレッチにもなるからです。
深呼吸をすると他にも良い事があるので次に書いていきます。
深呼吸の効能
胸郭がしっかりと開く事により筋肉が引きのばらされ血液に酸素が送り込まれると、脳のアドレナリン分泌が活発になる効果もあります。
深呼吸をすると肋間筋がゆったりとして伸びますから、痛みの原因にもなる筋肉のハリやこりも改善できます。
ストレスの軽減にも非常に効果的です。
普段は運動する時以外に深呼吸や胸郭の伸びを意識する事はないと思います。
知らず知らずに背中が丸くなっていたりすると、胸の筋肉が弱ってしまい肋間神経を刺激してしまいます。
呼吸をすると胸や脇腹が痛むのは肋間筋の衰えが考えられます。
痛みが強い時に深呼吸をするのは辛いですが、症状が治まっている時には呼吸を意識して背筋を伸ばしてあげることも大切なのです。
合わせて行いたいストレッチがこちら
①床に垂直になるように両手と両膝をつき四つばいになります。
②四つばいの姿勢から背中を丸めるように背中を天井へ引き上げます。
③この時に息を細く吐きながら、おへそをのぞき込むようにします。
④背中が丸められることで背骨にそった脊柱起立筋が伸びていきます。
⑤今度は息を吸いながら、背中を反らし、胸郭をストレッチしていきます。 天井を見るように、首を前にのばしていきます。
⑥両手で床をじんわりと強く押していってください。交互に5回ずつを目安に朝晩と行いましょう。
日常生活が及ぼす、内臓疲労
- 甘い物(お菓子)や炭水化物が大好き
- お酒が好きで、量も頻度も多い
- 睡眠不足、ストレスの強い人
- 冷たい物を良く摂る
上記の事が習慣化している人は、、間違いなく内臓が疲労しています。内臓が疲労するとどうなるかというと
内臓を守るために自然と身体を丸めようとする反応があります。
例えば、お腹が痛い時ってどういう姿勢をとりますか?
お腹を抱えて丸くなりますよね。
内臓が疲労するとその状況と同じようなことがおこります。
- まず、内臓が疲労する
- 身体を丸めてしまうため姿勢が悪い状態になりやすい
- その体勢でいると痛みを感じる。
といった流れになってしまうんですね。このため、内臓の問題を抱えていると、いくら姿勢を意識したりストレッチをしても姿勢を改善したり、神経痛を楽にすることも難しいんです。
3つの事を意識することで改善できます。
1.睡眠時間を30分~1時間増やす
今よりもとにかく睡眠時間を増やしましょう。
テレビをみたり、ストレッチをしたりするよりもとにかく睡眠を増やしてあげると内臓の負担が減ります。
また、寝る2時間前には食事を終えておくことも負担をより負担を減らすポイントになります。
また夜の10時~深夜2時は「ゴールデンタイム」と呼ばれ、多くの成長ホルモンが分泌されると言われています。
そのためこの時間にしっかり眠ることが大切です。
2.甘い物や炭水化物を控える
お菓子やジュースなどの甘い物、お酒は内臓に負担をかけます。
また、お米やパン、麺類など炭水化物を今の8割くらいにしてみてください。
飲み物は出来るだけ水を摂りましょう。目安は1.5ℓ位です。
食事した物を分解するには水分が不可欠なので、水分不足の身体では消化分解が進まず身体はどんどん疲労していってしまいます。
3.身体を冷やさない、冷たい物を取り過ぎない
冷たいものを摂りすぎると胃腸の血流が低下し、消化吸収が悪くなります。
人間の体温は36度位ですが、内臓は39度くらいあります。
そこに冷たい物を入れれば機能が低下するのは当然ですね。
特に身体の代謝を調節する肝臓は41度近くあるので、普段から口にするものは暖かい物が理想です。
水が苦手な人にはお勧めのお茶を次に紹介していきます。
まとめ
背中の脇に起こる神経痛の多くは肋間神経痛と呼ばれるものです。
起こる頻度はそんなに高くありませんが身体が丸まっている人ほど起こりやすいのが特徴です。
そんな人ほど深呼吸すると改善はされやすいのでぜひ試してみて下さい。
合わせてストレッチも行うとさらに効果的ですね。