無呼吸症候群の原因は「痩せ」にもあった!?
寝ている間に呼吸が止まっている
大きないびきをかいている
日中、強い眠気を感じる
そんな、無呼吸症候群は「肥満」が原因となる事が多いですが、
実は「痩せている」人にも起こるんです。
今回はそんな、「無呼吸症候群」と「痩せ」についてご紹介します。
無呼吸症候群とは
無呼吸症候群とは睡眠時無呼吸症候群とも言われ、その名の通り寝ている間に呼吸が止まってしまう疾患です。
この疾患で特徴なのが「大きないびき」になります。ですので、自分自身では分からなくても家族や友達に指摘してもらって、気づく方も少なくありません。
その他の症状としては、
- 寝ている時に呼吸が乱れ、息苦しさを感じる
- 朝起きた時に、口が渇いている
- 朝起きたら頭が痛い
- 日中、強い眠気を感じる
- 集中力が続かない
- 疲れすい
こういった症状も現れてきます。
また、無呼吸症候群で怖いのは合併症です。
心疾患や高血圧、脳卒中や糖尿病といった命に関わる疾患を伴う事もあります。
ですので、そうなる前にきちんと対処しなければなりません。
では、無呼吸症候群はどんな人に起こりやすいのかをご紹介します。
なりやすい人
無呼吸症候群は、国内で最低でも200万人以上の患者がいると推測されている病気で、決して少ないとは言えません。
では、無呼吸症候群はどんな人になりやすいのでしょうか。
- タバコがやめられない人
- お酒が好きで、寝る前のお酒が習慣化している人
- 過労傾向の方
- 肥満傾向の人
- 痩せている人
無呼吸症候群になりやすい人と言うと、男性で肥満傾向の人がイメージされますが、痩せている女性も、幼いお子さんでも起こります。
無呼吸症候群は何らかの原因で気道がふさがり、結果寝ている間に無呼吸やいびきが起こります。
タバコやお酒は、のどの筋肉を緩めて気道の閉塞を起こしやすくするので、いびきや無呼吸の原因となります。
そして、過労傾向の人も気をつけましょう。
人間は睡眠によってその日の疲れを回復させます。ですが、疲労が溜まっている方は回復させるためにたくさん酸素を必要として、鼻よりもたくさん吸える口呼吸になってしまいます。
それに加えて、のど周りの筋肉も通常より弛緩して垂れ下がり、気道を狭くさせてしまいます。そうすると、口呼吸をしたときに”いびき”が発生します。
肥満はそのままの通り、首周りに脂肪がつく事により気道が閉塞してしまい、無呼吸やいびきを発生させます。
このように、たばこやお酒、過労傾向の方や肥満傾向の方は無呼吸症候群を引き起こしてしまいますので注意しましょう。
では、なぜ痩せていると無呼吸症候群になってしまうのか。
なぜ痩せていると起こるのか
さて、なぜ痩せると無呼吸症候群になってしまうのでしょうか?
睡眠時無呼吸症候群は、気道が完全に、または部分的に閉じてしまうことによって起きてしまいます。
そのため肥満の人や首が短くて太い人に多いのですが、
やせ型で骨格が小さな人や、顎が小さな人も、構造上、気道が塞りやすくなります。
このように骨格が小さい方や顎が小さい人が、ほんの少し太ってしまった場合でも、無呼吸が起こるリスクが高くなります。
そのため、女性など顎が小さい人の場合には、無呼吸とならないように、より肥満に気をつける必要があります。
ですので、太っている方だけでなく、痩せている方にも無呼吸症候群は起こりうるので注意して下さい。
では、つぎに無呼吸症候群にならないように気をつけて頂きたい事をご紹介します。
無呼吸症候群にならないために
無呼吸症候群にならないためには、日頃の生活の仕方にも気をつけなければなりません。
では、どういった生活に気をつけれはいいのか…
- 睡眠前のアルコールは3時間までに
- 食事はしっかり噛んで、ゆっくり食べる
- ストレスを溜めすぎない
- 運動習慣をつける
先ほど、無呼吸症候群になりやすい人をご紹介しましたが、こういった生活習慣に気をつけてみて下さい。
就寝前にアルコールを飲む場合は就寝前の3時間までに済ませましょう。
いびきや無呼吸の原因に加えて、睡眠の質も下げてしまうので、身体を十分に休める事が出来なくなります。
食事はしっかり噛んで、ゆっくり食べる事。
暴飲暴食は肥満の原因になりますので、しっかり噛めばお腹も満足しやすくなりますし、何より胃や腸の負担も減ります。
ストレスはきちんと発散しましょう。
自分の好きな事でも良いですし、叫んでも良し!(他の方に迷惑にならないように注意しましょう)
オススメなのはカラオケです。
自分の好きな曲を歌うと、とてもスッキリしますし、無呼吸症候群には相性がとてもいいのです。
運動習慣を作りましょう。
肥満の改善には、食事と運動が必要不可欠です。
まず、お手軽にウォーキングを始めてみてはいかがでしょうか?
初めは近所の周りや公園などを20~30分歩いてみたり、出勤時間を少し早めて1駅分歩いたりしてみるのも良いですね。
これらの事も参考に生活習慣を見直してみて下さい。
では、次にストレッチでの対策をご紹介します。
ストレッチで対策
無呼吸症候群の方は、呼吸筋を正しく使えてない事がほとんどです。
正しく呼吸筋がつかえると、酸素がしっかりと吸え、症状が緩和されたり、代謝もよくなります。
① 両手を頭の後ろで組んで3秒鼻で息を吸う
(肺の周りの筋肉が横方向に伸ばされる感覚)
② 口で6秒かけて息を吐き、手を伸ばす
(肺の周りの筋肉が上方向に伸ばされる感覚)
これを10回 1日2セット行ってください。
まとめ
無呼吸症候群は肥満男性に起こりやすいと思われがちですが、痩せている小顔の女性や、骨格が小さな方にも起こる疾患です。
無呼吸症候群にならないためにも、ここでお伝えした生活習慣の見直しもおこなって予防して下さいね。