花粉症の原因と改善法
毎年春になると鼻水やくしゃみが出る
鼻が詰まり頭がボーッとする
くしゃみ、鼻水で集中できない
最近お薬を飲んでも症状が変わらない
毎年春になると症状が出たり、年中花粉症の方もいてます
こちらでは花粉症の原因と対処法をお教えします
花粉症の原因は
花粉症は、体内に入った花粉に対して人間の身体が起こす異物反応です。これを 免疫反応と言います、一般 的には免疫反応は身体にとって良い反応ですが、時には免疫反応が過剰になり、 生活に支障が出てしまいます。
このように身体にとってマイナスに働いてしまう 場合がアレルギーになります、スギなどの花粉(抗原)が原因となって起こるアレルギー疾患の一つです。特にスギ花粉症は冬の終わりから春にかけて、毎年、くしゃみ・鼻みず・鼻づまりなどの症状で多くの人を悩ませています。
日本では、スギのほかにもヒノキ、イネ、ブタクサ、ヨモギなど約50種類の植物が花粉症を引き起こすとされています。ダニやカビなどと合わせて発症する方もいています。
今や日本人の10%~20%は花粉症だと言われています
花粉症の症状は?
花粉症の3大症状は「くしゃみ、鼻みず、鼻づまり」です、花粉の種類によっては、皮膚が荒れたり、目が痒くなったり、せきや喘息等もあります。
花粉症の検査はどういうの?
花粉症の原因を特定する検査には血液検査・皮膚検査・目や鼻の観察検査などがあります。
血液検査…血液内の好酸球、IgE、花粉に反応する IgE(特異的 IgE)
皮膚検査…花粉の成分で皮膚の反応をみるスクラッチテストや皮内テスト
目や鼻の観察検査…花粉の成分を入れ粘膜を観察
一般的な治療法は
一般的には薬物療法が用いられます
内服薬として,抗ヒスタミン薬,ステロイド薬,漢方薬などがあります。点鼻薬,点眼薬も用いられます。
抗ヒスタミン薬
アレルギー症状を引き起こす化学伝達物質であるヒスタミンの働きを受容体への結合を阻害するという形で抑制し、アレルギー症状を抑制する薬です
ステロイド薬
一般に「ステロイド」とは生命の維持に不可欠なホルモンのことで、正常な人でも副腎、精巣、卵巣などから少量分泌されています。このステロイドホルモンは大きく「糖質コルチコイド」、「鉱質コルチコイド」、「男性ホルモン」、「女性ホルモン」の4つに分類されます。
アレルギー性鼻炎の治療に使われる「ステロイド薬」は、合成の糖質コルチコイドです。ステロイド薬には多くの作用がありますが、主な作用としては炎症を抑える作用、アレルギーを抑える作用があります。アレルギー性鼻炎の治療には鼻噴霧用(点鼻)、経口、注射のステロイド薬が使われます。
漢方薬
漢方治療の場合、症状そのものを抑える治療と、病気になりやすい体質を改善して病気になりにくい体を作る治療に分かれます。これは花粉症の治療に限らず、多くの漢方治療で共通する治療方針です。花粉症の場合では、鼻水や鼻づまり、くしゃみなどを治す治療とアレルギー体質を改善する治療となります。
花粉症になる人とならない人の違いは?
一般にアレルギー体質の人は免疫のバランスに偏りがあり、体内への異物(アレルゲン=抗原)の侵入に対して過剰な反応を示す傾向が見られます。このような体質には遺伝的素因が強く関与しています。とはいえ、現代人は全般的にアレルギー体質になりつつあります。
その原因として、食生活やストレスや大気汚染による体質の変化、生活・衛生面の向上により幼少時の寄生虫・細菌感染が減少し、外界の異物(アレルゲン)に対する過敏性が強まっていることが挙げられています。
また、長期間にわたって少しずつ花粉の影響を受 け続けたり、汚れた空気の環境で長年生活している 人は、鼻の粘膜の感受性が高まって、花粉症になり やすくなります。
花粉症になりやすい人の特徴は
- 食生活の乱れ
- 睡眠不足
- 自律神経の乱れ
- 内臓特に腸の疲労
逆を言えば、食生活やストレス、生活習慣を改善していくことで、花粉症になりにくい身体にしていくことができます
では具体的に花粉症の改善法を説明します
花粉症の改善法は
食事や日常生活の乱れを改善していきます
花粉症になりやすい人の食生活は?
- 油ものが多い
- 甘い物をよく食べる
- 外食が多い
- 小麦系の食事が多い
- 水分摂取が少ない
- 夜遅くに食事を摂る
上記のような食事を内容の方が多いです。ですので、まずは上記のような食生活は極力控えることを心がけてください。
睡眠に気をつける
身体を休める事で回復力があがりますので質の良い睡眠を目指しましょう。
①湯船にしっかりとつかる
最近では、時間がないという理由でお風呂に入らず、シャワーで済ませる方が多いです、シャワーと湯船に浸かるのとでは、睡眠の質が大きく違ってきます。
湯船にゆっくりと浸かることで、深部体温を上げ自律神経のバランスが良くさせるからです。結果、眠りにつきやすくなると同時に、体内の回復力もアップさせてくれます。
お湯の温度は38~40℃位がおすすめです。
②深い呼吸を意識する
布団に入っても寝付けない。または夜中、目が覚めて眠れない時に深呼吸をおすすめします。
①布団の上に仰向けに寝ます。
②口すぼめでお腹をへこましながら息をゆっくりと吐き出し、これ以上吐ききれないところまで吐く
③今度はゆっくりと鼻から息を吸います。一旦息を止めてから息をはきます」
ポイントは吐く時に8秒、一旦止めるは7秒、吸う時に4秒とかけてください
自律神経を整える
改善していくうえで大切な事はストレスケアです。
ストレスのケアをする
生真面目な性格や几帳面さを持った人は要注意!自律神経の乱れ。
生真面目な性格や几帳面さを持った人が、心理的ストレスがかかり花粉症の症状が悪化すると言われていますので注意が必要です。
趣味や散歩やジョギング、サイクリング、水泳やストレッチ体操。適度な運動を生活に取り入れることで、ストレスを解消しましょう。具体的には息が弾み汗をかく程度の運動を毎週60分行うようにしてみてください。
あくまで目安ですので、 自分自身の体力や体調にあった適切な運動を選んで、無理のない範囲で挑戦することをおすすめします。普段歩いてない方でしたら今より10分は長く歩くようにしてみたりしてみてください。
自律神経は交感神経と副交感神経にわけられ、この2つがバランスよくはたらいていれば身体を適切な状態に維持・調節できるといわれています。
しかし、ストレスが強まるとこのバランスが崩れ、交感神経が過度に反応して緊張状態をつくりだしていきます。
*交感神経(活動モード)
交感神経がはたらくのは活動している時、緊張している時、ストレスを感じている時にはたらきます。仕事・家事・育児・運動・勉強などをしている時ですね。
心拍数は増えて、筋肉がかたくなって、血管は細く収縮します。活動モードになっているので、すぐに反応できる体勢になっています。仕事の指示をうけて臨機応変に動けるのも、家事をパッパッとこなせるのも、スポーツで相手の動きに瞬時に反応できるのも、交感神経がはたらいているおかげです。
*副交感神経(休息モード)
副交感神経がはたらくのは休んでいる時。眠っている時がはたらきがピークですが、そのほかにも、食事中、お風呂にはいっている時、ゆったり気分でリラックスしている時にはたらきます。
心拍数は落ち着いて、筋肉もゆるんで、血管も広がります。胃や腸などの消化器系の動きがさかんになって、栄養の吸収や老廃物の排出が促進されます。
つまりは、新陳代謝、疲労の回復、ケガなどの修復をおこなって、元気な体に戻す作業をする時間です。気分的にもゆったりのんびり、副交感神経が最高にはたらいている時間ではないでしょうか。
身体を動かす
日常で緊張が途切れない状態でいるのは、自律神経のうちでも心身を興奮させる交感神経が優位になります、そこでゆっくり体操をすることで、心身を休める副交感神経を優位にしてくれます。
仕事の合間や疲れたなと感じたときに、是非お試し下さい!!
①椅子に座り、背筋を伸ばして胸を広げます
②口をすぼめて、お腹を凹ましながら30秒間かけてゆっくりと息を吐きます
③30秒かけて、息を吐いたら、15秒間かけて鼻で息を吸います この吐いて吸うを5回行ってください。
なれてきたら、吐くときを40秒、吸うときを20秒にして1分間かけて行ってみて下さい。
自律神経のバランスが良くなり、疲れが改善されますよ。
腋窩とは、脇にの事でここにはリンパが溜まりやすいところになります。 ここのリンパが詰まってしまうと、首や肩こりの原因になりますので、このストレッチで、腋窩のリンパを流してあげましょう。 (やり方) ①両足を肩幅に広げて立ちます。 ②両腕を肩の高さまで上げて、肘を90°に曲げて下さい。 ③片腕を下に下げて、この状態から腕を上、下にゆっくりと動かしていきます。 POINT:身体と腕が90°、肘が90°の状態を保ったまま行うことです。 これを10回ずつ行ってください。
まとめ
いかがでしたか、体質のもよりますが、花粉症は誰しもがなりうる症状です。しかし日常生活を見直し悪い習慣をやめるだけでも身体は変わって行きますので、是非試してくださいね。