狭心症と診断されたら禁忌になるのは何か?
狭心症で心臓冠動脈にステントを留置しているが大丈夫だろうか?
スポーツも許可が出ているが怖くてできない。
血液をサラサラにする薬は一生、飲み続けなければならないんだろうか?
狭心症の人からは、こんな相談をよく受けます。
こちらでは、実際に狭心症になっている人に向けて、やってはいけない禁忌と呼ばれる物事を紹介しています。
狭心症にとって禁忌になるものは
狭心症は心疾患の一つですが、薬を服用している時には気をつけるべき禁忌と呼ばれる注意があります。
狭心症の薬を服用している際に禁忌と言われる薬には、
- ベレルガル
- 硫酸ベタニジン
- バソプレシン
- メシル酸フェントラミン(レギチーン)
- 麻黄
などがあります。
ため)
ベレルガルは、自律神経失調症によるめまいに処方されますが、末梢血管収縮により血圧が上昇するので危険です。
硫酸ベタニジンは、高血圧に処方される薬ですが、血圧下降により心筋虚血を起こす恐れがあるので、血液をサラサラにする薬と併用してはいけません。
バソプレシンは、脳から分泌されるホルモンですが薬としてもあり、血液量が減少した時に分泌されます。
ですが、バソプレシンを服用すると、高血圧が増悪する恐れがあるので医師の指示に従いましょう。
メシル酸フェントラミンは、心機能の促進の作用があるので、狭心症の人には過剰な負担となります。
また、漢方薬の中でも麻黄を含むものは、心機能が亢進し心臓の負担が増大するので、漢方薬を取りれいる際にはかかりつけの医師に相談しましょう。
基本的に、狭心症を診断してくれた医師が危険な薬を出すことはありません。
ですが、それ以外の症状だけを告げて薬をもらう時や、良かれと思って漢方薬を併用する時には注意が必要です。
薬以外には、リハビリにおける絶対的な禁忌もあります。
リハビリの種類によらず、
- 過去1週間以内における呼吸困難
- 平地のゆっくり歩行でも症状が出る
- 未治療の運動誘発性の重症不整脈
などの場合には、どんなリハビリも原則は禁忌となります。
散歩くらいなら大丈夫だろうと、油断するのは禁物です。
また、過去1週間以内に体重が2kg以上増加した心不全の方も要注意です。
運動が出来ない時に気をつけたい事
狭心症ならタイプを問わずに、共通してとりたい食事を紹介します。
基本的には、
- 温かい食事
- 青背の魚
- 低脂質
- 薄めの味付け
などを意識することが大切です。
こういった食事は、動脈硬化を防ぎ心臓の負担を減らします。
役立つ食べ物としては、
- 玉ねぎ
- にんにく
- シナモン
- 生姜
- 黒酢
などがあります。
どれも、血液をサラサラにする食材なので、根本的に心臓への負担を減らします。
心臓への負担を減らすように心がけよう!
狭心症になったら、色々な事に気をつけないといけません。
極端に神経質になる必要はありませんが、医師との相談なしに新しい薬を使うのはやめましょう。
また、身体に良かれと思っても、勝手に運動量を増やすのも危険なので、まずは医師と相談しながら自分のペースをつかむのが大切です。