長引く五十肩を根本的に解消するには
五十肩を患って長い。
接骨院で電気治療をしたりマッサージをした。
整形外科では、ヒアルロン酸の注射を何度か打った。
だけど、思うような結果が得られない。
そんなことで悩んでいませんか?
こちらでは、五十肩の原因と根本的な解消法について書いています。
五十肩の原因
まず、基本的な知識として五十肩は通称で、正式には肩関節周囲炎と言います。
名前の通り肩関節に起こった炎症が原因で痛みや可動域制限が起こります。
炎症が起こる原因は様々ですが、痛いからといって動かさないでいると動く範囲が狭くなります。
動きが少ないと、肩関節にカルシウムが沈着して石灰化することもあるからです。
実は、五十肩は放っておいてもいずれは痛くなくなります。
ですが、放っておいて痛みがマシになった場合は、動きが悪いのはそのままということが多いんです。
昔、五十肩になったが治ったと言う患者さんの多くは、肩関節の可動範囲が正常ではありません。
痛みが無くなれば治ったと考える人もいるかもしれませんが、動く範囲も正常にしたいという人は放っておいてはいけません。
当院の五十肩の解消も、痛みがあるうちに来た人は治りが早いですが、動きが固まってから来る人は時間がかかります。
早期に肩を正常な状態に戻したい人は普段から自分でも動かしておきましょう。
自宅でも出来る五十肩の体操
五十肩の体操の基本は、痛みが無い無理のない範囲で行うという事です。
痛みを我慢して無理にすると余計に痛みが悪化します。
そのため、少し物足りないくらいの回数や強さで行うのが基本となります。
オススメの体操は二つあります。
肘上げ体操
- 胸の前で肘から先を重ねましょう。
- そして、胸の前で両腕を床の平衡の高さで構えます。
- それから、肘を上に上げましょう。この時に背中が丸くならないように気をつけます。
- 顔も正面を向いたまま肘を10回ほど上下させます。
痛くない範囲で肩甲骨が動いているのを確認しながら行って下さい。
肘開き体操
- 気をつけの状態から両腕を体幹につけます。
- その状態から両腕の肘を90度の角度にします。
- それから、前腕を外に広げます。この時に肘が体幹から離れないように気をつけます。
- この時に上半身が前に倒れないように気をつけて胸を張って10回ほど行います。
こちらも痛くない範囲で肩甲骨が動いているのを意識して行いましょう。
痛みを放っておかずに積極的に動かすことが五十肩の解消につながる!
五十肩の痛みは放っておいても痛みはなくなります。
ですが、無くなるのは痛みだけで動かしにくさは残ってしまいます。
そのため、正常な肩の動きを保つためには積極的に体操を行いましょう。
痛いほどにやると余計に傷める事があるので、痛くない範囲で行えば徐々に動きは取り戻せます。