足腰のだるさの原因はゴースト血管だ!
足腰のだるさが続いている。
朝起きると腰に疲れを感じて足腰がだるい。
寝具を変えて見たが改善が見られない。
そんなことで悩んでいませんか?
寝起きに感じる不調の多くは血流の悪さが原因です。
こちらでは血流が悪くなる原因と解消法について書いています。
血流を悪くするゴースト血管
年を重ねると、毛細血管の血流不足が顕著になります。
血流不足が悪化して血流が途絶えてしまった毛細血管は、毛細血管としての機能が失われゴースト血管と呼ばれます。
毛細血管が衰えると身体には様々な異変が現れます。
見た目だけでも、
- 髪のパサつき
- 目の充血
- 爪の割れやすさ
- 猫背
などが現れます。
ですが、人間の身体には新しい血管をつくる機能があるので、失った毛細血管を復活させることが可能です。
毛細血管を復活させるためには、適切な食事や運動を取り入れることが大切です。
私たちの体の中には、毛細血管のネットワークが張り巡らされ血管の99%は毛細血管なのです。
身体のあらゆる臓器や細胞は、この毛細血管のお陰で栄養や酸素を受け取り、老廃物を回収してもらっています。
しかし、毛細血管は加齢とともに減少し、20代と比べると70代になるころには40%も減ってしまう事が分かっています。
毛細血管のゴースト化は、老化を加速させます。
見た目でも、
- シミ
- シワ
- たるみ
などの多くは毛細血管のゴースト化によって引き起こされます。
最近では、喘息やアトピー性皮膚炎などのアレルギーも毛細血管のゴースト化が原因と考えられています。
ゴースト血管はなぜ起こる
毛細血管は、内皮細胞とそれを補強する壁細胞の二重構造で構成されています。
内皮細胞どうしがぴったりと密着し、内皮細胞と壁細胞も接着することで健康な血管となり血液がスムーズに流れていきます。
ところが、加齢や紫外線、過剰に増えた活性酸素などによって壁細胞が傷つくと、そこから血液が漏れ出して血流が途絶えてしまうのです。
このように、毛細血管のゴースト化が進むと必要な栄養素がなくなり、さらに老廃物や不要な水分を吸収するリンパ管の働きも落ちていきます。
足腰のだるさの大半は、毛細血管の流れが悪くなることで起こります。
足腰には筋肉全体の70%が集中しているので、その分だけ多くの毛細血管が存在します。
ですが普段から運動不足の人は、多くの毛細血管がゴースト化して本来の機能を果たさなくなるのです。
ですが筋肉に刺激を入れる事で、途絶えていた血管がよみがえり、縮こまっていた血管はまっすぐ伸びるなどして血管のネットワークが再構築されます。
足腰の毛細血管を復活させるには、かかと落としスクワットがおすすめです。
やり方)
- 両手は胸の前で重ねて膝は軽く曲げましょう
- 息を吸いながら4秒かけて膝を90度まで曲げます
- 息を吐きながら状態を戻しましょう
- 止まらずに曲げて伸ばしてを繰り返します
5回くらいを1セットとして2~3セット行います。
余裕が出てきたら、膝を伸ばす時にかかとも上げていきます。
ふくらはぎと太ももを同時に鍛える事が可能です。
身体がふらつく人は、まずはスクワットだけ行いましょう。
多くの毛細血管が集まる下半身の筋肉に刺激を入れる事は、身体のだるさを解消して元気な血管を再生してくれます。
元気な血管を蘇らせれば足腰のだるさは解消される!
寝起きから残る不快な足腰のだるさは毛細血管がゴースト化しているからです。
年をとり運動不足が続くと誰でもゴースト血管になっていきます。
ですが下半身を鍛える事で血管は新たに作られるので、スクワットから始めましょう。