治らないアキレス腱炎を解消するには
そうすると少し前からアキレス腱に痛みを感じるようになった。
アキレス腱を触ると少し腫れている。
普通に歩くだけで痛むので外出が出来ない。
病院へ行っても湿布と消炎鎮痛剤をもらっただけで治らない。
こんなことで悩んでいませんか?
こちらでは長引くアキレス腱炎の原因と解消法について書いています。
アキレス腱炎とは
アキレス腱炎はアキレス腱の部分に炎症が起きている状態なので、本来なら過剰な運動がきっかけとなります。
ですが最近では運動をそんなにしていない人でもアキレス腱炎を訴える事があります。
柔軟性を失い硬くなったアキレス腱だと、特に運動をしていない人でもアキレス腱炎を起こすからです。
特に原因となりやすいのがふくらはぎの硬さで、硬くなったふくらはぎがアキレス腱に継続的な牽引をかけることでアキレス腱に炎症を起こします。
そのため昔なら運動のし過ぎで起こっていたアキレス腱炎が、運動不足をきっかけとして起こるようになったのです。
アキレス腱炎になると歩行の際に痛みますが、炎症が強い時にはじっとしていても痛みます。
炎症を抑えるためには
- 血流を良くする
- ふくらはぎの筋緊張緩和
が大切になります。
アキレス腱炎を放っておくと
アキレス腱炎の痛みは軽くても放っておくと、足関節の動きが悪くなり姿勢を歪めます。
足関節をかばって姿勢が歪むと様々な不調に見舞われます。
足関節の動きが悪くなると、足全体の血流が悪くなるので足が浮腫みやすくなります。
そうすると足関節の動きは余計に制限され、足関節でとっているバランスが崩れクッション性も失われます。
結果として膝や股関節、腰に負担がかかり色々な所に痛みが生じてしまいます。
また強い痛みでなくても放っておくと変形性膝関節症などの原因となります。
そうならないためにも、足関節の動きを高めてアキレス腱の動きを良くすることが大切です。
アキレス腱の動きを良くするのにポイントとなるのが距骨(きょこつ)と呼ばれる骨です。
この距骨の位置を整えてやると、アキレス腱に遊びが生まれて炎症を鎮める事が可能です。
やり方)
- 台などの上に足を置き足首の中央を抑えます
- その状態から膝をつま先より前に出しましょう
- 力を抜いて膝を前後に動かします
この動作を繰り返すことで距骨(きょこつ)と呼ばれる骨が本来の位置に戻ります。
距骨が正しい位置に戻る事で足関節の動きが良くなります。
距骨の位置を正しくして足関節を柔らかく!
アキレス腱炎は運動不足の人でも起こります。
運動不足がきっかけの人は足関節を柔らかくすることが予防につながります。
特に現代人は足関節が硬いので、アキレス腱炎の予防のためには意識して足関節の柔らかさを高めましょう。