そうだったのか!脊柱管狭窄症と腰椎ヘルニアの一番の違い
立つ時がかなりきつい。
寝てても座ってても痛い
毎日、痛み止めを服用して仕事に行っている。
医師からはヘルニアと診断されて、手術も考えてみてはと言われている。
昔、痛めた腰が最近になって、また痛みだした。
腰痛は一度起こすと根本改善が難しいと言われる症状の一つです。
ですが、原因に関しては年齢によって変わる事があります。
同じように感じていても実は違う原因だったなんて事はよくあります。
その中でも、最も多いのが腰椎の狭窄症とヘルニアです。
似てるようで症状には差があり、対処法も変わってくるので、しっかりと見極めたうえで対処しましょう。
腰部脊柱管狭窄症と腰椎椎間板ヘルニアの違い
過去に腰椎椎間板ヘルニアの治療をしていたが、最近になって腰部脊柱管狭窄症と診断されたという話もあります。
腰椎椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症は似ているのかと疑問に感じる方も多いかもしれません。
若い頃は腰椎椎間板ヘルニアで、50代で腰部脊柱管狭窄症と診断されるケースもあります。
何年も腰の調子がよくない方は、ヘルニアと思い込んでいても、腰部脊柱管狭窄症の症状に当てはまるものがあるかもしれません。
脊柱菅狭窄症になると、足のシビレや痛みで長い時間歩けないことがあります。
多くの方は、いくつかの医療機関を受診した後、名医と評判の整形外科に通い、投薬、ブロック注射をやってもらうのではないでしょうか。
しかし、実際に診察してもらえばわかりますが、投薬では痛みをごまかすばかりで、治療にはなってないんじゃないかと不安になる人が多いんじゃないでしょうか?
腰部脊柱管狭窄症と腰椎椎間板ヘルニアの比較
腰部脊柱管狭窄症の特徴は、
- 腰痛はあまり強くない
- 安静にしている時にはほとんど症状はない
- 背筋を伸ばして立つと太ももや膝から下にシビレや痛みが出る
- 歩くとシビレや痛みが出るが休むと治る
- 前かがみで症状がマシになる
などが見られます。
腰椎椎間板ヘルニアの特徴は
- 腰や臀部が痛む
- 下肢にシビレや痛みが走る
- 足に力が入りにくい
- 背骨が横に曲がる
- 動きにくい
- 重い物を持つと悪化する
などが見られます。
判断基準には、
- 痛む動作
- 年齢
- 腰痛の有無
などがあり、
- 間欠性跛行の症状があるなら腰部脊柱管狭窄症が疑われる
- 腰痛が強いなら腰椎椎間板ヘルニアが疑われる
- 40代以下なら腰椎椎間板ヘルニア、50代以上なら腰部脊柱管狭窄症が疑われる
- 前かがみで症状が軽減するなら腰部脊柱管狭窄症が疑われる
- 後ろへ反らすと症状が軽減するなら腰椎椎間板ヘルニアが疑われる
狭窄症とヘルニアのどちらか分かったらストレッチをしよう!
狭窄症の時は背骨に刺激を入れるのが効果的です。
お勧めのストレッチは上半身ひねりです。
両足を肩幅より大きく開きます。可能なら膝と股関節が90度になるように腰を落とします。
そこから片方の方を身体の中心まで持っていきましょう。この時に肩甲骨の下あたりが伸びて気持ちいいくらいが目安です。息は止めずに5秒ほどキープします。
ただし、痛みが出るほどは止めて下さい
次にヘルニアの方は後屈をしましょう。
やり方は上半身を後ろに反らすだけですが、
- 両方のかかとをくっつけましょう。
- 腰や膝が前に出ないように気をつけましょう。
- 腰骨に詰まるような感じがするまで首を倒しましょう。
以上の三点に気をつけながらすると効果的です。
まとめ
こちらでは簡単に狭窄症とヘルニアの違いについて書きましたが、要は
- 腰の骨の動きが固くなっているのが狭窄症
- 骨の間のクッションが後ろに飛び出しているのがヘルニア
と言えます。
ですが、原因としては身体の循環が悪く、回復力が落ちているのが一番の原因です。
そのため、ストレッチは重要ですが、
- 食事の不摂生
- 睡眠不足
- アルコールなどによる水分不足
などは普段から気をつけましょう。