腰痛予防が出来る歩き方は知っていますか?
「歩くときに腰が痛いんです、、、。」
「腰の痛みで長時間立っていられません。」
「靴のすり減り方が偏っています。」
歩き方が大切なのは、誰もが実感している事だとは思いますが、わざと悪い歩き方をする人はいませんよね?
でも、正しい歩き方を知っている方は少ないんじゃないでしょうか?
知らずに腰痛の原因となる歩き方をしている人はおおくいます。正しい歩き方を知れば、腰痛の予防と治療になりますよ。。
悪い歩き方の特徴
大前提として、二足歩行はバランスが悪く、姿勢を維持するだけでも負担はかかります。
動物に、二足歩行がほとんどいないのはこのためです。
つまり、人間は常に二足歩行をする事で、重力と戦い重力とのバランスを崩すことで、体の痛み不調が伴い重力とのバランスを保つことで、健康と美が生まれると言えます。
しかし、地面と接しているのは、人間の体表面積2%しかない足裏だけですね。
これでは、不安定となるのは当然なので、身体の中心となる骨盤でバランスをとるように出来ています。
足裏と骨盤の二つが揃って、重力に対抗できると言えるでしょう。
悪い歩き方の特徴は
- 小さな足裏の表面積の一部で着地している
- 膝や股関節で衝撃を吸収できず骨盤に負担をかける
- 左右や前後で圧のかかり方が均等でない
靴のすり減り方が、外側か踵部分に偏っている人は、要注意と言えるでしょう。
また、ふくらはぎが固い人もよくありません。
ふくらはぎの柔軟性がないと、重心の位置がずれてしまい、腰部や骨盤の関節への負担が強まる恐れがあるのです。
今まで運動をしていない人が、急にウォーキングを始めると重心がずれやすく、結果として腰痛を起こすことがよくあります。
以上を踏まえて、自分の身体と向き合って行きましょう。
正しい歩き方を知れば腰痛しらず
- 踵と指先のつけ根が同時に着地する事
- 膝が軽く曲がった状態で足底の中央に着地し静かに置くように歩く
- 肘を引くように振って、胸を張る
これが出来ていると、足音は鳴らず靴底が減りません。
むしろ歩いた分だけ、身体に良い影響を与えます。
アフリカのある部族では、1日平均15キロも歩く狩猟採集生活を送っており、3万歩に相当しますが腰痛は全くありません!
人間の構造は、3万歩を歩いても大丈夫なように出来ている証拠です。
もちろん、筋肉や骨格の違いもありますが、都会の方が地面は舗装され、靴で足を守っている分だけ疲れにくいはずですよね?
疲れやすさを解消するには、正しい歩き方を実践する、ちょっとしたコツがあります。
明日から実践できる正しく歩くコツ
腰が痛い人は、前傾姿勢になりがちですが、背中を丸めて猫背になってしまうのが問題です。
この姿勢では、背骨の負担が大きく、腰の負担が増すので腰痛の原因となります。
正しい姿勢は、
- 股関節の部分で前後の傾きをつける
- 上半身は真っ直ぐを保つ
- 遠くの一点を見て、視線を定める
以上の事を守れば、より安全で安定した歩行が可能となります。
これは、結果的に余計な疲労を防ぐことにも繋がっているのです。
もう一つ大切なのは、足底の感覚です。
本来なら、重心の悪さは足底で感じるのですが、感覚が鈍いと気づきません。
そのために重要なのが、1日のうちに裸足で歩く習慣をつける事です。
じゅうたんの肌触りや、冷たいフローリングなどの感覚を感じる事で、脳に刺激がいき自然とバランスは良くなります。
まとめ
二足歩行で歩く以上、重要なのはバランス感覚と着地の仕方になります。
身体の固い人ほど、かかとで着地していると身体に負担がかかります。
インソールや靴選びも大切ですが、足底の感覚無くしては良いバランスは保てません。
大切なのは、バランスが崩れた時に、自分で気づける事なので裸足で歩く癖はぜひつけて下さい。