原因不明の腰痛と足のしびれの原因とは!
最近足先の親指と人差し指だけがしびれる。
湿布を貼ったり安静にしてたらそのうち治るだろうと思っていたけどなかなか治らない。気づけば腰痛まで出てきた!
しびれが腰痛を引き起こしたのか、もしかして怖い病気が潜んでいるんじゃないか・・・。
なんて原因が分からないと不安になりますよね?
こちらでは足のしびれと関連する腰痛について書いていきます。
腰痛と足のしびれはどちらが先か?
実はしびれには大きくわけて2つあります。
一つ目は末梢神経によるしびれで、末梢神経が圧迫されたり傷つけられたり血流障害があるとその神経の支配する範囲がしびれます。
末梢神経の問題は手や足、手首、太ももと様々なところで起こる可能性があります。
代表例が
- 手根管症候群
- 胸郭出口症候群
- 伏在神経麻痺
といったものになります。
この場合はしびれた状態で生活しているうちに、歪んだ状態で動き腰に負担をかけ腰痛を引き起こしたと考えられます。
もう一つは脊髄神経によるしびれで、脊髄神経は首から仙骨まで一つ一つの背骨の関節から出ている神経のことをいいます。
背骨が脊髄を保護しているわけですが、その部分で障害が起こる疾患の代表例がヘルニアです。
その他にも
- 脊柱管狭窄症
- 椎間板症
などいくつかの種類が存在します。
この場合だと痛みが先で悪化してくるとしびれてくるという形になります。
今回はその中でも原因不明とされやすい末梢神経の障害によるしびれから腰痛を引き起こしたパターンの原因を次に書いていきます。
末梢神経の障害によるしびれ
ヘルニアなどが原因の脊髄神経によるしびれだと足からふくらはぎ、太もも全体からお尻など広範囲にしびれがでることが多く片足の事もありますが両足に出る事もあります。
末梢神経の場合だと片足の場合がほとんどで、しびれる範囲は多くの方で同じです。
圧倒的に多いのは足の親指と人差し指の間の部分でしびれを訴えられます。
これは末梢神経の中でも障害されやすい神経が限定されているためで、深腓骨神経(しんひこつしんけい)と呼ばれる足の甲を通る神経が最も圧迫されやすいためです。
もう一つ多いのは足の親指と人差し指の間で足の裏側という場合もあります。
こちらは足の内側のくるぶしの後ろを通って足裏に行く脛骨神経(けいこつしんけい)という神経が圧迫されやすいです。
足裏のしびれは痛みを伴う事もあり、足底筋膜炎と診断される方も多いです。
次は各々の対処法について書いていきます。
しびれの対処法
まず足の甲側のしびれがある方は靴が合っていない事が多いです。
靴紐の締めすぎだったりサイズのあわない靴や甲高でタイトな革靴を履かれていたり、サンダルのバンドを締めすぎていたりする方が多いです。
スポーツをしている方にも多くランニングや草野球、サッカーをしてスパイクを締めすぎたりしています。
脱いだ時に靴の跡が残るようなら締めすぎなので緩めましょう。
会社員の方であれば、少しぶかぶかの革靴で一日過ごしていたりする場合が例外的にあります。
そうすると足の甲側の筋肉の緊張が強くなり神経を圧迫するという場合もあります。
締めすぎはもちろんいけませんが、緩すぎても足に無駄な力が入るのでかかとがずれない靴を選ぶ事も大切です。
足裏に関して言えば、圧倒的に足首がむくんでいてくるぶしの辺りで圧迫されている事が多いです。
むくみの原因として水分代謝の低下が考えられます。
水分代謝の低下を引き起こす主な原因は腎臓の疲労があります。
スポーツマンであれば塩分不足、運動しない方であればビタミン・ミネラル不足が考えられます。
水分の代謝を促すには適度な塩分とビタミン、ミネラルが必要で、不足すると腎臓の疲労を招きます。
腎臓が疲労している人は、頻尿になりやすく我慢もしにくくなります。
むくみの予防としては、塩分制限が無い方は塩分と野菜をしっかり摂ることで水分代謝を促します。
ただし食卓塩は排泄されづらいので可能なら岩塩を選びましょう。
まとめ
腰痛と足のしびれはセットで出る事も多く悩んでいる方は大勢いらっしゃいます。
腰痛が先でしびれだした方は病院での受診をお勧めします。
しびれだけが先に出てきた場合は靴やむくみの関係を疑ってみて下さい。
腎臓が疲労している方は腰痛も引き起こしやすいのでたかがむくみと侮るとどんどん悪化していくので注意が必要です。