肩こりも首こりも原因は○○だった!?
肩こりや腰痛で悩んでいる方の中には、マッサージなどに通われている方もいるかもしれません。
揉んでもらった後は楽になったーと思うかもしれません。
しかし、マッサージなどで悪化してしまう肩こりや腰痛もあるのです!!
それは原因が筋肉ではなく骨の歪みにある場合です。
こちらではマッサージでは悪化する、危険のある首の骨が原因の症状と対処法について書いていきます。
首の骨が原因の症状
重い頭(5~8kg)を細い首で支えるには、背骨全体でカーブをS字状に作り負担を分散する必要があります。
頚椎のカーブは衝撃を吸収する役割もありとても大切なのです。
首のカーブが失われてしまうと、頭を首の筋肉だけで支えることになり慢性的な肩こり・首のハリが起こり腰痛も同時に患います。
脊柱は頚椎・胸椎・腰椎・仙椎(仙骨)という構成になっており、一部分の歪みは他の部分への過剰な負担となって現れます。
他にも首の歪みは、
- 頭痛
- 吐き気
- 耳鳴り
- 目まい
- イライラ
- 不眠
など多様な症状を引き起こす原因になります。
背骨の中でも頚椎は、脳幹と呼ばれる脳の重要な部分と密接に関わっているので、歪むと身体への影響は大きくなりやすいのです。
頚椎は7つの骨に別れますが、特に上から1・2番目は重要な骨とされます。
アメリカでは重要な1・2番目の頚椎を上部頸椎と呼び、そこのみを調整するカイロプラクティックも存在します。
これは検査・調整技術が大変難しいので本場アメリカや日本のカイロプラクティックの中でも割合がかなり少ないです。
たった一箇所の調整で全てのバランスがよくなる魔法の場所とも呼ばれています。
こんな重要な頚椎ですがどんな時に歪んでしまうのでしょうか?
次は歪む原因について書いていきます。
頚椎が歪む原因
頚椎は交通事故などで歪むのがむち打ちと呼ばれ有名ですが、
- 生活習慣
- スポーツ
- ストレス
でも歪みます。
私たちは「無くて七癖」と言うように、知らず知らずに生活パターンや動作が偏っていることがあります。
単純な話で、利き腕とそうでない方では左右対称にバランス良く身体を使っていません。
最近、増えている良くない動作として、首を前に出す動作があります。
パソコンを見ている時や料理をしている時、携帯やゲームをしている時に首が前に出ています。
首の位置を見ていると、若者でも将来の健康(肩こり・内臓不調・腰痛等)が予想されます。
スポーツも同じですね。
バランスが良いと思われる水泳でも、クロールなどは片側で息継ぎをするので偏りが生まれます。
ストレスにより歪む場合は順番が変わり、まず内臓の働きが悪くなり内臓を管理している脳幹の働きを悪くなり結果として頚椎の歪みへと発展します。
このように頚椎の歪みは些細な事の積み重ねで起こります。
次は歪んでしまった頚椎の対処法について書いていきます。
頚椎の対処法
①タオルを後頭部にかけ首の力を抜いて前に倒し、上半身が倒れないように気をつけて両手でタオルを下にゆっくりと引いていきます。
全てのストレッチは痛みのない範囲で行います。
②タオルを首の後ろにかけて力を抜いて上を向きます。タオルをゆっくりと前方に引いていきましょう。
こちらも上半身が動かないように気をつけます。
③少し顎を上げた状態で頭のつけ根にタオルを当てます。
両方の腕を上にあげ、片方の腕は固定した状態でもう片方の腕を上に上げていきます。左右とも行いましょう。
引く長さは2~3秒で15回くらいを目安に行います。頚椎はデリケートな場所なのでしんどさを感じたらすぐに止めてください。
まとめ
現代はとにかく同じ姿勢をとる事が増えました。
パソコンや携帯はその最たるものになります。
運動をしていても歪みは出来てしまうものです。
それを安易に凝りや痛みが出ている場所だけをマッサージしても望む結果が得られるとは限りません。
大切なのは根本原因を治すことなので、慢性的な肩こりや腰痛に悩んでいる方はぜひやってみて下さい。