慢性腰痛を解消したければ筋肉を緩めよう!
慢性腰痛に悩まされている。
整形外科でレントゲンを撮ると骨と骨の間が狭くなっていると言われた。
マッサージを受けてもなかなか痛みが取れないし、過去にはストレッチで悪化している。
他の治療なら解消されるんだろうか?
こんなお悩みを抱えている人は多くいます。
こちらではとれない慢性腰痛を解消するためのセルフケアについて書いています。
慢性腰痛はどうすれば解消されるのか
まず慢性腰痛になるという事は、常に腰に負担がかかっているという事です。
一時的な負担であれば、睡眠をとって休息をすれば腰痛は解消されるはずなのです。
それが寝起きから痛みがあるのならば、腰回りの筋肉が常に硬く緊張しているという事になります。
そのため慢性腰痛を解消するためには、筋肉を緩めないといけません。
ここで注目されているのがカウンターストレインという手法です。
カウンターストレインという手法は、患者さんの痛みが最も楽になる姿勢をつくります。
身体が痛みを感じる時には筋肉が強く縮んで硬くなっています。
そのため筋肉効果的に緩めて柔らかくすれば、痛みから解消されるのです。
最も痛みが楽になる姿勢を続ければ効果的に筋肉を緩ませることが出来て、痛みを解消することが可能です。
そもそも身体は何らかの動作を行う時には筋肉が働き、筋肉は主動筋と拮抗筋に役割が分担されます。
主動筋は動くための筋肉で、拮抗筋は動き過ぎないために働きます。
この二つの筋肉がバランスを保っていれば身体は自然で無理のない動きが可能となります。
ですが主動筋が強すぎれば動くたびに筋肉が縮み硬くなり過ぎて痛みが出ます。
また、拮抗筋が強すぎればブレーキをかけながらアクセルを踏むようなものなので、不必要に力んでしまいすぐに疲れてしまいます。
慢性腰痛が治らない人は、腰回りの筋肉が縮み過ぎて硬くなっているから痛みます。
痛みをとるためには、硬くなった腰の筋肉が緩む姿勢をとってやることが大切です。
一般的には筋肉を楽な姿勢にすると、最短では90秒ほどの固定で緩むと言われます。
そして動作はゆっくりと行うのが基本です。
ギックリ腰になったことがある人は分かると思いますが、特別に力を入れたときよりも急にパッと動いた時の方が筋肉はより硬くなりギックリ腰にはなりやすいのです。
だから痛みが強い時には、ゆっくりと動く方が安全なのです。
筋肉の反応
筋肉はある程度の硬さだと、指圧でもストレッチでも気持ちよさを感じます。
ですが頑固な硬さになってしまうと、気持ちよさより痛みが勝ってしまうのです。
一般的に筋肉は優しく触ると緩み、強く刺激すると興奮すると言われます。
そのため本当に痛みを解消しようと思えば、強く刺激するのではなく優しく刺激するのが正解です。
そしてポイントとなるのが刺激する順番です。
基本的に硬い筋肉は複数ありますが、全てが疲労している訳でなく最も強い筋肉を緩めるのが効果的です。
一口に腰痛とは言っても、痛む原因となる筋肉は違います。
例えば後屈で腰が痛む場合と、前屈で腰が痛むのでは硬い筋肉は違います。
この時により痛む筋肉から緩めないと、余計に強い痛みを引き起すことすらあるのです。
そして背骨沿いの痛みの場合は、腰が痛くても硬いのは首という場合もあるので注意が必要です。
筋肉を緩める体操
まずは痛む動きと痛くない動きを分けましょう。
やり方)
- まずは姿勢の前後の偏りを確認する
- 偏りを強調してから、次は逆に動かしてみましょう
- そして前後で痛まない方向が確認できたら、その方向に身体を動かします
- それから痛んだ方向に動かすと痛みがマシになっています
- 痛みが変わらない時は回数や長さを調節してみましょう
とは言っても痛みは、ハッキリしている時とボンヤリしている時があります。
ハッキリしている時は、前後の動きで痛くない方から動かしましょう。
前屈時に痛むならまずは後屈を何度かしましょう。
後屈で痛むなら前屈からです。
多くの人は猫背で前かがみなので、その場合は後屈が痛むので前屈から始めましょう。
筋肉を緩めて腰痛を解消!
慢性腰痛の正体は緩まなくなった硬い筋肉です。
だから筋肉を緩めてやることが大切です。
まずは自分の身体がどう動けば楽かを知って、最適な動きを行いましょう。