便秘になりやすい体質を変えるには
ほのか整骨院には、便秘を治したいという患者さんも多く来られます。
そして、「どれくらいで治りますか?」と多くの患者さんが質問します。
そんな時に応えられるのは、「体質によります」という事です。
当院としては最高の施術をしても、便秘が解消される速さは体質に大きく左右されるからです。
こちらでは、そんな便秘と体質の関係について書いています。
便秘になりやすい体質
便秘になりやすい体質は生活習慣で作られます。
親が便秘しやすくても、子どもには遺伝するとは限りません。
とは言っても、親子で悩んでいる人は多くいます。
ですが原則として便秘の体質が遺伝することは多くありません。
赤ちゃんや小さい子どもの便秘は、食事や生活の変化にもよりますが時間とともに解消します。
大人になってからの便秘の原因の多くは生活習慣によるものです。
便秘になりやすい体質とは、胃腸に大きな負担をかけている人です。
胃腸に負担をかける生活習慣とは、
- 不規則な食生活
- 便意を我慢している
- ダイエットによる極端な少食
- ストレス
- 運動不足
などがあります。
割合として、女性やお年寄りに多い事から腸の筋力不足も原因の一つに挙げられます。
大切なのは、何が原因となって便秘を起こしているのかを知る事です。
一つだけの場合もあれば、複数の原因がある場合もあるので、普段の自分の生活を振り返る事が大切です。
便秘になるとどうなるのか
便秘は腸内環境に悪い影響を与えます。
長く留まった便はクロストリジウムなどのエサとなって悪玉菌が増殖するきっかけとなります。
クロスとリジウムなどは、
- 発ガン物質
- アンモニア
- 硫化水素
などを発生させ腐敗を促進します。
だから便秘の時の便は余計に臭くなるのです。
さらに便秘が続くと、それらの有害物質はどんどん腸壁から吸収されて身体中を巡ります。
結果として、便秘が身体の痛みや肌荒れなどの様々な症状を引き起こすのです。
排便の目安としては、良好な腸内環境であれば食事を消化して排便するまでにかかる時間は24時間と言われます。
24時間を超えると、一般的な便の水分量である80%を下回り、どんどんと硬くなり余計に排便が難しくなっていきます。
もちろん、個人差があるので24~48時間が一つの目安と言われます。
ちなみに1日に何回も排便するよりかは、2日に1回の方が健康という説もあります。
そこで、悪玉菌の増殖を抑えるための方法として、善玉菌を増やす食物繊維が推奨されるのです。
食物繊維は、善玉菌を増やすエサになると同時に高い保水力を持っています。
そのため、水分不足による便秘を防ぐ効果もあるのです。
そして食事量を制限していると、エネルギー不足から腸の機能が低下します。
機能が低下した腸では、便の状態が良くても排泄する力が不足することがあるのです。
そのため、極端な食事制限は控えましょう。
ハーブティーを使った便秘解消
中国では古くから様々な食材を薬として利用してきました。
その中でも、効果が強い物は漢方として利用され、効果が強すぎずに毎日でも飲めるものはお茶がわりに利用されてきました。
その一部はハーブティーとしても使われています。
そんなハーブティーの中で、ストレスや運動不足からの腸内環境の乱れが原因の便秘を解消するのがサンザシです。
サンザシはポリフェノール含有量が赤ワインの約5倍ということでも注目されており、強い抗酸化作用が老化の防止にもつながります。
様々な効果がサンザシには期待できますが、中でも腸内環境の改善による花粉症などのアレルギーの改善に注目が集まっています。
高脂血症や高血圧も予防し、冷え性も解消して胃腸の機能を高めることで便秘の解消につながるのです。
栄養面から見れば、多くのカルシウムやミネラル類、ビタミンCも豊富に含んでいます。
ハーブティーは水を飲むのが苦手という人の水分補給にも適しています。
体質を変えれば便秘は解消される!
便秘が遺伝することはありません。
あくまで生活習慣によって便秘しやすい体質が作られます。
ハーブティーは便秘を解消する方法の一つではありますが、運動や食事などにも気を使って下さい。