足関節を脱力すれば足の不調は解消できる
足裏のかかと付近が痛くなる。
寝起きに踏み出す一歩が少し痛い。
激痛ではなく我慢できる程度だが日中にも痛みを感じだした。
このまま悪化するのかと不安だ。
そんなことで悩んでいませんか?
治らない足裏の痛みの多くは足関節の問題です。
こちらでは足裏が痛む原因と解消法について書いています。
足関節はなぜ硬くなるのか
足関節は割と動きのある関節です。
この足関節が硬くなる原因には、
- 距骨(きょこつ)がズレている
- ふくらはぎが硬い
の二つがあります。
足裏の骨と脛の骨の間には距骨と呼ばれる骨がクッションとして存在します。
距骨には筋肉が付着せずに靭帯だけがくっついています。
そのため一度ズレると、戻るには外側からの圧力を必要とします。
距骨にはもう一つの機能があり、身体のバランスを保つのも距骨の役割です。
そのため距骨の位置が悪いと足首がアンバランスになり、常に筋肉に力が入ってしまいます。
筋肉が常に緊張することで、足の血液やリンパの巡りが悪くなると足裏は痛みます。
距骨が作る関節の一つが距骨下関節です。
距骨下関節は複数の関節面がありますが、立った状態では回旋運動がメインです。
そして距骨下関節はショパール関節と呼ばれる、足裏の横のアーチを作ります。
ショパール関節とは、
- 距舟関節
- 踵立方関節
から構成され足部の柔軟性や剛性に関与します。
動作の中でショパール関節は内側縦アーチの補助をして、足部にかかる衝撃を吸収します。
距骨の位置が悪いと、足関節の可動性をショパール関節で補い扁平足の原因となります。
偏平足になることで足は衝撃を吸収できなくなり様々な不調に見舞われます。
距骨の位置を戻すには
脛骨はふくらはぎの部分の骨で、距骨はかかとの骨と脛骨の間についています。
足関節が硬い人は距骨が少し人より前に出ています。
それによって脛骨が距骨にあたってしまい足関節の動きが悪くなります。
その場合は距骨を元の位置に戻さなくてはいけません。
今回は自宅で簡単にできる距骨の位置を戻す体操を紹介します。
やり方)
①片足を前に出します。
②出したほうの足のつま先を雑誌など段差の上に乗せます。
③その状態で出したほうの足の膝をつま先より前に出すように体重を前にかけます。
④これを片足10回2セット行います。
距骨を本来の位置に戻して痛まない足にしよう!
足裏などに起こる不調の多くは距骨のズレによります。
距骨がズレる事でふくらはぎは過度に緊張し、足裏の衝撃を吸収する作用も失われます。
だから足の不調を解消しようと思えば距骨の位置を戻すことが大切です。