加齢で悪化する便秘を解消するには
若い時から便秘体質だった。
年齢を重ねても体質は変わらず、お腹に溜まって苦しい。
今のところ腸内環境をよくする食事はしているが、老化で便秘になると聞いたので不安だ。
そんなことで悩んでいませんか?
こちらでは加齢で起こる便秘の原因と対処法について書いています。
加齢で起こる便秘
加齢とともに増加するのはウェルシュ菌という悪玉菌です。
同じ食事をしても短期間では腸内細菌に変化は見られませんが、偏った食事を続けていると徐々に腸内細菌のバランスが崩れてきます。
血液中の小分子の物質の36%に腸内細菌の関与が見られます。
正常な常在菌は外来の病原体に対してバリアを張るので、常在菌のバランスが良いと外からの病原菌に強くなります。
長寿の人が多いといわれる地域では、一般的には20%以下となる酪酸産生菌の比率が40~50%ととても高かったという報告があります。
またビフィズス菌も明らかに多かったとのことです。
そうした長寿の方の食事は、海藻類と野菜類が中心で肉を食べる習慣は少なかったとのことです。
また腸内環境に影響を与えるのは、
- 運動が5割
- 野菜中心の食事が4割
- 発酵食品や乳酸飲料の摂取が1割
と言われています。
腸内環境と運動は関係が無さそうに思えますが、大腸の動きは腹筋や骨盤の動きに左右されます。
だからこそ普段から股関節周りの筋肉に刺激を入れておくのは重要なのです。
腸内環境のためにとりたい食材
食事内容としては、ビフィズス菌の多いヨーグルトやオリゴ糖の多い野菜などを中心に食べるのが理想です。
野菜を中心に食べる人の腸内には善玉菌の酪酸菌が多く、最近では酪酸菌こそが健康で長寿の秘訣と考えられています。
寿命に影響を与えるという酪酸菌はウェルシュ菌の増殖を抑え、オリゴ糖を餌として増えます。
オリゴ糖を多く含むのは
- 玉ねぎ
- ニンニク
- 葱
- ハチミツ
などです。
腸内細菌は毎日の排泄で出ていきますが、平均すると4~5日間は腸内に生息すると言われます。
また便の20%くらいを占める腸の上皮細胞も約10日で入れ替わるので、遅くても10日あれば腸内細菌も入れ替わっていると考えられます。
普段の食事で腸内環境は変化していきます。
さらに体調や睡眠、ストレスなどに応じて腸内環境や腸内細菌のバランスは日々変化し続けています。
そのため意識してオリゴ糖を摂る事は変化する腸内環境を良好に保つのに効果的です。
オリゴ糖で加齢性の便秘に立ち向かおう!
年齢とともに排泄する力は低下します。
そのため普通に生活していると年齢とともに便秘をする傾向にあります。
だから普段から意識して腸内環境を良くすることは大切なのです。