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症例報告

指が痛くて字を書けなかった女性のヘバーデン結節が回復するまでの経緯

患者
60代 女性 s.Yさん
来院
2018年3月22日
症状
5年前に指の腫れと痛みがあり、病院でお薬を出してもらい、1年くらいかかって痛みがひいた。それから痛みはなかったが、半年くらい前から左中指の第一関節に痛みが出てきて、字を書いいたり、細かい作業をする時に痛みで思うように出来なくなり、他の指にも痛みが出ては困ると思い受診、他に肩こり,胃の痛み
治療内容と経過
検査を行ない
①肩、肘、手関節の硬さ
②背骨の硬さ
③内臓の疲労(胃、腸)
に反応がありました。

内臓の疲労
   ↓
身体のバランスが崩れる
   ↓
循環が低下する
   ↓
身体が治りにくい状態になる。

このようなパターンになります
Kさんの場合

胃や腸が疲労する
   ↓
身体バランスが崩れ、背骨や肩、肘、手首の関節の動きが固くなる
   ↓
循環が低下する
   ↓
身体が回復できない状態になり、結果指が痛くなる
といった状態になります。

sさん仕事で遅い日が多く、夕食も遅く、甘いものも毎日食べることが多かったみたいです。最近体重も増えてきたとのこと。
そういった生活が内臓疲労をおこし、身体が回復できない状態になった流れです。

sさんに原因と治療計画をお伝えし施術を行ないました

初回
全身の血流と気の流れ、内臓(胃、腸)の調整を軸に行います。
そうすることで、内臓の機能が引き上がり、全身の血流が良くなります。
その上で、
背骨
肩、肘、手関節調整を行いました。

施術後痛みはあるが、こわばりが軽減したとのこと。
体重の約3%の飲水してもらうように、水の摂取の指導水分量が少なくなると、血液がドロドロで流れが悪くなり、老廃物や毒素が溜まってしまします、適量は体重の約3%で常温以上の温度を飲水してもらうように指導
次回は1週間後のご来院をお願いし治療終了。

2回目(初回から7日後)
前回より痛み10→7。施術した次の日に痛みがマシになっていた。水は仕事中はあまり飲めないが、起床時や食事の時等に意識して飲んでいるとのこと。肩のコリ感もマシ
検査を行うと、前回と同様に内臓、関節に反応あり、内臓の調整をし、関節の調整を行ないました。
施術後、指の動きやすさと、肩の動きやすさが出ていました。
前回同様お水の量を飲んでもらうようにし、次回はまた1週間後のご来院をしお願いし終了

3回目(初回から14日後)
前回より痛み10→5。肩のコリはあるが、指の痛みは変化を実感している。水は仕事中もこまめに摂るようにできているとのこと。
検査を行ない、前回と同様に身体の調整を行ないました。
仕事中や夜についつい甘いのもを摂ってしまうとのこと。
甘い物、特に砂糖を使った物を食べると、血糖値の乱高下を起こし、身体に負担になり、内臓疲労や関節の痛みの原因となるので、辞めてもらうようにし、食べたくなったら、はちみつや黒糖、果物の方が他の栄養があり、吸収も穏やかで負担が少ないとお伝え、血糖値が上がった時に出るインスリンというホルモンは水の再吸収を促し、身体に余分な水を溜め込んでしまいやすくすると説明し、次回1週間後の予約をお取りし終了

4回目(初回から21日後)
痛みは10→3、朝の動き出しが楽になっている。甘い物は控えるようにしている。
便が出にくかったのが、毎朝でるようになっているとのこと。
検査をし施術。
関節の動きが出だしているので、肩、肘、手首の体操を指導

5回目(初回から28日目)
この1週間は痛い日と痛みのない日もあった。水の摂取や甘い物は控えるは継続。
痛みが無い日も出ていているので、身体の回復力が出てきている証拠なので良い傾向ですとお伝えし、検査し施術
食事を時間を指導、仕事から帰るのが遅く、夕食が10時近い、内容を聞くとご飯や肉が多くお腹いっぱいに食べるとのこと。
遅くに食べると、胃や腸が働いている状態になり、身体が休まらないことになります。
遅い時間に食べる時には、お腹いっぱいにしない、炭水化物は少量にし、肉や油ものは控える、野菜中心にとお伝えし次回の予約をお取りし、終了

6回目(初回より35日後)
痛みは10→1、痛みのない日の方が多かった。
夜の食事に気をつけてから、朝起きた時の状態が良かった。
検査し施術。

7回目(初回より42日後)
痛みなく動きが良い。夜の食事に気をつけてから、朝にお腹が空くようになった。
検査し施術。
関節の動きや内臓の状態も良くなっているとお伝え

8回目(初回より49日後)
前回から引き続き指の状態が良かった。
日常生活に不便がないとのこと。
良い状態が続いているので、食事に気をつけてもらい本日で一旦卒業です。





考察
今回のSさんは、何か特別なことをしていないのに悪化してしまった指の痛みが主訴でした。
症状は、字をかくことは、もちろん、家事も不便で日常生活に支障がで続けていることでした。

痛みが引かず不安もあったそうですが、日に日指の動きも出て来て、最終的には症状が気にならずに、字を書いたり家事もできるとのことでした。

指に痛みが出ているところだけでなく、日常生活で痛みによってどんな支障が出ているか、その面をイメージして施術に必要な箇所を判断していきました。

特に、胃や腸の疲労と肩関節はカギだったように思います。

sさんの生活スタイルを把握して、要望もはっきりしていたので、それに沿って二人三脚で施術計画を進めていくだけでした
結果的に指のに不安なく復帰できるのに1ヶ月弱ほどで持っていけましたが、食生活の改善をお伝えしたことをしっかり信じて守っていただけたお陰で良い状態へスムーズにいけたと思います。

※個人の感想であり効果を保証するものではありません。