坐骨神経痛の治療には背骨の運動が欠かません
歩いていると足にしびれが出てくる。
休憩すればマシだけど連続して歩くのは辛い。
そんな坐骨神経痛の症状にお悩みの人は多いですね。
こちらでは歩いていると悪化する坐骨神経痛の原因と対処法について書いていきます。
坐骨神経痛が悪化するのはなぜか?
神経痛の症状が悪化する原因の一つは、症状の出ている部分に負担をかける姿勢になっているという事。
利き腕という言葉あるように利き足というものも存在します。
人間の身体は左右対称という事はありません。
実際に心臓や肝臓などの一つしかない臓器が中央にあるわけではないので、骨盤の傾きが左右で形が違うものです。
ただし最も安定する位置は人によって決まっていて、その位置からずれていれば坐骨神経痛の原因となります。
そんな骨格の歪みは、背骨の湾曲や股関節の可動性、頸椎(首の骨)の固さが大きく関係しています。
背骨は本来なら、前後にS字の湾曲を作るのですが崩れている人もいます。
次は本来の位置から骨格がずれている時に起こる症状を書いていきます。
歪んだ骨格で起こる事
股関節の可動性が落ちている人は、膝痛や腰痛を引き起こし結果として坐骨神経痛を引き起こしやすくなります。
また頸椎が固い人は頭痛やのぼせ、イライラも起こりやすく背骨から骨盤の動きを悪くする原因になります。
坐骨神経痛の出る位置はお尻から足にかけてですが、原因は背骨から股関節にかけての動きの悪さが問題になりますね。
そのため身体全体の血流が悪くなっているので、痛みの出ている所だけ電気を流したりストレッチをしたりしても思うような成果は上がりません。
大切なのは、全身を動かして痛みの出ている部分にかかっている負担を減らすことにあります。
同時に歪んだ骨格を整えようと思えば大きく動かすのが望ましいですね。
次は全身の歪みを整える運動を書いていきます。
全身を整える運動
まずは背骨から刺激を入れていきます。
- 胸の前で手を組み体を右に向けましょう。
- その後に右側に倒します。
- 体勢を戻してから今度は先に体を右に倒します。
- そこから天井を向くように体を左に回します。
- もう一度戻って体を右に倒します。そこから今度は地面を向くように体を右に回します。
左右とも3回ずつ行いますがこの時にゆっくりと呼吸をしながら行って下さいね。
次は骨盤です。
- 足を肩幅より広く開けましょう。
- 膝が90度になるまで腰を落とします。
- 両腕は膝において上半身を支えます。
- それからお尻を上下に揺らしましょう。
これを30秒ほど行うと骨盤から股関節が整います。
まとめ
坐骨神経痛が起こる人の多くは身体が固く骨格が歪んでいます。
この状態でストレッチを行ったりマッサージをしても症状の改善は望めません。
大切なのは痛みの出ている部分にかかっている負担を減らす事なので背骨から股関節にかけてをしっかりと動かしてくださいね。