歩くだけで足裏が痛い時の原因と対処法
足裏の痛みは病院に行かなくても完治するんだろうか?
足裏の痛みは徐々にひどくなってきている。
歩いているだけでも痛んでくる。
こんな事で悩んでいませんか?
こちらでは、足底筋膜炎の原因と正しい対処法について書いています。
足底筋膜炎とは
足底筋膜炎とは、足底に過度な負荷がかかり炎症を起こすことで痛みが起こる疾患です。
まず、足の裏には踵の骨から5本の指のつけ根の骨にむかって足底腱膜という腱が伸びています。
足底筋膜炎という名称ですが、厳密に問題を起こしているのは足底腱膜になります。
この足底腱膜は、足の裏のアーチを保持する役割があり、足底にかかる負担を分散してくれます。
足裏のアーチがしっかりしていれば、走っていても地面からの衝撃を吸収するクッションのような役割を果たしてくれます。
ですが、走りすぎなどでこの足底腱膜に繰り返し負荷がかかると、そこに炎症や小さな断裂が繰り返し起こりかかとや足の裏に痛みをもたらします。
これが足底腱膜炎です。
足底筋膜炎は踵に痛みがでることが多いですが、踵だけでなく指のつけ根辺りが痛む時もあります。
それ以外にも、足底腱膜の全体が痛む時もあり、その場合は土踏まず全体に痛みが生じます。
普通なら痛んだ部分は自然に治りますが、小さな損傷を繰り返すことで正常な組織が治りづらい組織(変性組織)へと変わっていくために治りにくくなります。
痛みを長きにわたって放置しておくと、骨の変形を生じる事もあります。
足底筋膜炎の対処法
足底筋膜炎の主な原因は
- スポーツ
- 立ち仕事
- 加齢
などになります。
主に足裏に過度な衝撃がかかることが原因ですが、使い過ぎている訳でもないのに痛む人は柔軟性の低下が疑われます。
足裏の筋力低下もありますが、足首の関節が固いと前方に重心が移動しないため足の指が使われず、その衝撃が足の裏の後方に伝わることになります。
そのため、足底筋膜炎の予防と解消には足首の体操が欠かせません。
一般的に整形外科では痛み止めや足底板の使用、ブロック注射などが主流です。
整骨院の多くでは電気療法、マッサージ、運動療法などを行います。
人には少し楽になりますが、根本的に足首が固いままだとなかなか治りきりません。
足裏の衝撃を吸収する足首が固いままだから長引いたり、治っても再発したりするのです。
足底筋膜炎を解消する体操
ここでおすすめの体操があります。
足首を深く曲げる体操
①アキレス腱を伸ばす姿勢から、前の足を前方に向けたまま膝を前に持っていきます。
この時に、膝がつま先より前に出るように正面に出します。
②後ろの足は曲げても良いので、膝を外側と内側にも出してみましょう。
倒れそうになる人は壁などに手をついて行って下さい。
③この運動を両膝とも正面と外と内側と5回ずつくらい倒します。
無理のない範囲で行って下さい。
*足首の固い人は、脛の筋肉が痛くなるのでやり過ぎないようにしましょう。
足底筋膜炎を解消しよう!
足底筋膜炎は足関節の固さが問題となる症状です。
そのため、痛みのある足裏やふくらはぎを伸ばすだけでは問題は解決されません。
しっかりと再発まで予防するためには、足関節の可動域を高めていきましょう。