症例報告
慢性的なめまいやだるさに定期的な強い頭痛に悩んでいる。
- 患者
- 40代女性
- 来院
- 2016年9月
- 症状
- 目の上辺りの頭痛が強く、めまいやだるさも慢性的にあるとの事。2年前に貧血で倒れてから悪化し、収まっている時もあるが頭痛が始まるとかなり強く薬に頼って収めているとの事。
- 治療内容と経過
- 初日は大腸経の経穴に反応が強く腰痛もあった。全身の歪みを整えるとともに循環を良くし背骨の調整も行った。背骨の調整後にかなり動きが改善した。
7日後の来院では頭痛の痛みは低下しているがパソコンなどで目が疲れるとまた出てくるとの事で便秘もある。処置は同じく背骨の歪みを整え循環を良くした。
7日後の来院では頭痛はほぼなくなったとの事だが車で寝てから腰痛がとれないとの事なので背骨と骨盤の動きも調整し循環も良くした。
7日後の来院では頭痛も腰痛もその後再発しなくなったとの事なので循環を良くすることに加え筋肉の調整も入れて再発防止に努めた。
- 食事指導
- 冷たい物を摂る事と早食いが多いと言っていたので、よく噛み常温の水を多く摂るように指導した。また肝脂肪もあるそうなので酸味の物を勧めた。
- 同時に治療した症状
- めまい、だるさ、腰痛
- 使用した主なツボ
- 手三里(てさんり)肘を曲げた時に出来るしわから1~2cm手首より
肩髃(けんぐう)上腕骨骨頭と肩峰の間、三陰交(さんいんこう)内くるぶしの指3本分上
- 考察
- 日頃の冷たい飲み物と早食いの食生活から大腸の疲労を招き血流の悪さから瘀血(おけつ)に発展したと考える。そのため食生活の改善と体内の循環を良くすることで早期の改善が見られた。また肝脂肪が瘀血の方にはよく見られるが酸味の物を摂る事で血流の改善も早まり身体の自然治癒力が高まり良い結果につながったと考える。
※個人の感想であり効果を保証するものではありません。
