症例報告
20年前から生理痛とそれに伴う頭痛がひどかった
- 患者
- 40代女性
- 来院
- 2016年11月
- 症状
- 20年前から生理前後にひどいズキズキとする頭痛があった。不定期にも起こりめまいやふらつきを伴う事もあり生理痛もひどい。
- 治療内容と経過
- 胃の圧迫痛があり内臓が冷えている時のお腹の張りがあった。陰陵泉や三陰交といった血流の経穴にも反応が顕著だったので初日は血流の循環を良くし内臓を温めるように努めた。また呼吸も浅かったので横隔膜も調整した。
4日後、胃の圧迫痛や血流の経穴に反応はあるがマシとの事。横隔膜を使った腹式呼吸を指導して血流の改善に努めた。
さらに7日後、生理前で痛みがあったが引き続き同じ処置にした。
さらに7日後、生理は始まったが痛みはマシとの事で血流の改善も認められた。血流に加え骨盤周りの固さを改善して終了した。
さらに6日後、生理時の腰痛もほぼ改善したとの事。骨盤周りの固さと足の固さをとり体調を整えた。
さらに14日後だるさは残るものの当初の頭痛やめまいは無くなったとの事で2週間に一度の通院で様子を見るにとどめ治療はほぼ終了した。
- 食事指導
- 家族でケーキ作りが趣味の人がいるらしく白砂糖の摂り過ぎが血流の悪化とにらみ極力避けるように指導した。またコーヒーは避けて水分を摂るように勧めた。
- 同時に治療した症状
- めまい、ふらつき、腰痛、生理痛
- 使用した主なツボ
- 陰陵泉(いんりょうせん:ふくらはぎ内側の上端)、
三陰交(さんいんこう:ふくらはぎ内側のくるぶしの上6cm)
- 考察
- 白砂糖の摂り過ぎで血流を悪化させていた。その結果として骨盤周りの動きを悪くさせ腰痛や頭痛を引き起こしていた。原因の白砂糖を減らすとともに骨盤周りの動きを良くした結果、本来の血流を取り戻したおかげで症状が改善された様子。骨盤の動きが悪いと首の骨の動きも悪くする。
同時に骨盤にぶら下がっている子宮は強い生理痛を引き起こす。
骨盤の動きを取り戻したことが長年患っていた頭痛の解消につながった。
※個人の感想であり効果を保証するものではありません。
