症例報告
へバーデン結節による家事をする際の指の痛み
- 患者
- 50代女性
- 来院
- 2018年5月16日
- 症状
- 2月中旬から指に痛みが発生し家事などの作業がしづらくなっていた。
特に右手の第4・5指と左手の第5指は握ると痛みが発生していた。
- 治療内容と経過
- 肝臓と膵臓の圧痛が見られ、右上半身のリンパの流れも悪化しており、指は圧着で陽性であった。
一番の圧痛は頚椎2番に見られ、リンパの流れが悪い事は明白だった。
初日はリンパの流れ改善と膵臓と肝臓の固さを取り除き終了した。
3日後、痛みの改善が緩やかだったので肩甲骨と仙骨の動きもアップさせたところ著効が見られた。
さらに3日後、疼痛はかなり軽減し、何か握らなければ痛みは出ないとの事。同じ処置。
さらに11日後、握る時でも痛みはほぼ出なくなってきたとのこと。 - 食事指導
- 肝臓と膵臓が陽性であることから晩御飯の後の甘い物は控えるように指導した。
- 同時に治療した症状
- 首こり
- 使用した主なツボ
- 天柱、肩井
- 考察
- もともと首こりがあった事から膵臓の固さがあり、猫背気味だった様子。首こりはその結果で、首周りの筋肉の緊張からリンパの流れは悪い状態にあった。原因となる甘い物を控えて、すい臓の機能を戻したことで早期の治療につながった。
※個人の感想であり効果を保証するものではありません。