五十肩で夜間痛が起こるとかなり悪化している
五十肩となり肩を思いっきり踏みつけられているような激痛が出る。
夜中に肩から肘にかけて脈打つようなにズキンズキンと痛む。
ジーンとした激痛が数十秒続く。
こんな痛みに悩まされていませんか?
五十肩でも夜間痛はかなりの痛みを伴います。
こちらでは強烈な夜間痛に襲われる五十肩の原因と、少しでも早く解決するための対処法について書いています。
五十肩の原因となる筋肉
五十肩の原因となる筋肉はいくつかあります。
ですが基本的に原因となるのは肩甲骨に付着する筋肉です。
五十肩の原因になりやすいのは、
- 菱形筋
- 棘上筋
- 棘下筋
- 肩甲下筋
などです。
これらは猫背の姿勢で硬くなりやすい筋肉です。
棘上筋と棘下筋、肩甲下筋は肩甲骨と上腕骨を結びますが、菱形筋だけは背骨と肩甲骨を結びます。
菱形筋は寝ていても痛みがきつくなることのある筋肉です。
特に夜に首や肩の筋肉が冷やされると痛みやすくなります。
睡眠時は筋肉への血液が少なくなるので、普段から硬くなっている筋肉は痛みやすいのです。
夜間痛は身体がかなり悪くなっている状態なので、五十肩の状態でも最も悪化しています。
棘上筋が原因の五十肩
棘上筋は肩甲骨から上腕骨をぶら下げるように付いています。
そのため寝ている時には緩みやすい筋肉です。
腕を下した状態から外側に腕を上げようとする初動作に痛みが出ます。
肩以上に腕が上がる時に痛みには関与しません。
棘下筋は肩甲骨の下側から上腕骨に着くので、痛む位置が肩関節のやや後ろに感じます。
肩甲下筋は肩甲骨の前面から上腕骨の前面に付き、バンザイのような動作で肩の前側に痛みが出ます。
一般的にバンザイが出来ない時は肩甲下筋を痛めている事がほとんどです。
棘下筋と小円筋の位置は近くて役割も似ているので、痛む場所はほぼ同じです。
ただし小円筋はキネシオロジカルモニターという感受性の高い筋肉と考えられています。
そのため棘下筋を刺激するよりも、感受性の高い小円筋を刺激する方が棘下筋が原因の五十肩は解消されやすいという結論になります。
肩が痛くて回せない人の体操
五十肩を解消する体操は温めてから行うのが原則です。
肩甲下筋を緩めるやり方
- 肘を中心に痛い方の腕を外旋しようとする
- それを逆の手で手首を押さえ、五秒ほどキープする
- 角度を変えて三回ほど行いましょう
小円筋と棘下筋なら内旋します
この体操は、五十肩の原因となる肩関節の深部の筋肉を緩めるのが目的です。
そのため強い力でする必要はありません。
軽い力で行った方が効果が上がるので、無理のない範囲で行いましょう。
原因となっている筋肉を緩めよう!
五十肩の痛みでも、場所によって原因となる筋肉は違います。
また夜間痛が起こるようだと、症状はかなり悪化しています。
体操を行えば症状はマシになっていきますが、無理のない範囲で行いましょう。