へバーデン結節の原因が分からずに悩んでいる人へ
指が動かしにくく痛んできた。
テーピングでは治らず、しだいに酷くなって不安だ。
完全には治らないと医師に言われショックを受けた。
指の形が悪くなった。
このような症状で病院に行っても治らなかった人のために、こちらではへバーデン結節の原因と対処法について書いていきます。
へバーデン結節によくある誤解
使い過ぎや腱鞘炎では変形しませんが、指が変形する病気はいくつかあります。
それが、ヘバーデン結節と呼ばれ手の指の爪に近い関節が変形する病気です。
特に、
- 40歳以降に発生しやすい
- 男女差は1:9
などの特徴があり、主にホルモンバランスの乱れが原因と考えられています。
そのため、
- 更年期の女性
- 肝臓の機能低下
などを起こしている人に多いと考えられます。
そのため、昔では更年期障害の症状の一つとして考えられていました。
ちなみに指の変形が起こっても痛みを伴うとは限らず、痛みがきつい人は女性に多い。
さらに、都市部では若い女性にもこれらの病気が増えているそうなので、生活習慣との関係が大きいようですね。
少なくともスマホの使い過ぎで指が変形しているわけではないようです。
原因を知れば改善できる
原因としては、関節周りの筋肉が何らかの理由で固くなってしまうことですね。
そのため、
- 関節の可動域が狭くなる
- 動かすときに余計な力が入る
などの状態になるので、余計に固くなるという悪循環を起こします。
まずは、指の関節周りの筋肉を緩める事が大切ですね。
また、ヘバーデン結節の多くの方が
- 首こり
- 肩こり
- 腕のだるさ
などを感じているので、原因は指だけとは限りません。
へバーデン結節の改善のために出来る事
指のストレッチ
まず痛みのある指を後ろに引っ張り、そのまま指を左右に動かし左右を比べて硬いところで止める。
そこで90秒キープします。その後もう一度動かしてみて動きやすくなっていたらOKです。
滑液の流れを良くするので痛みのある指は全て行います。ただし痛みすぎない範囲で行ってください。
もう一つは痛みのある関節を引いたり押し付けたりするものです。
5秒ほどで構いませんが、その時に指が曲がらないように気をつけて、まっすぐに関節に圧力がかかるようにしましょう。
動きを良くすることで炎症が取れるのを早くする効果があります。痛みが出るストレッチだとは思いますので、あまり無理しないようにしてくださいね。
まとめ
へバーデン結節は治りにくい疾患の一つです。
ホルモンバランスの乱れが原因である場合は生活習慣を見直しましょう。
- 十分な睡眠
- 夜遅くの食事を減らす
- 夜更かしを止める
などだけでもホルモンバランスは整います。
それに加えて指のストレッチをしていくと変化は出てくるので、無理のない範囲で行って下さい。