ヘバーデン結節を改善するには腸の状態を良くしましょう
洗い物をすると指に痛みがある
パソコンやスマホを打つ時に指が痛い
ピアノやギターを弾く時に指が痛くて弾けない
このようなお悩みはありませんか?
病院で「これは加齢だから仕方ないですね」とか「痛みが無くなれば変形は止まるから」「痛み止と湿布をだしときますね」と言われるだけで、対処法を教えてくれないとそういった経験ありませんか?
この記事ではへバーデン結節の原因と改善法をお伝えします。
へバーデン結節の症状は
手の指の中でも第一関節に症状が出るのが特徴です。指の第一関節とは指先から一つ目の関節で腫れて炎症をおこし、動きが悪くなり、痛みや変形が主な症状です。
人差し指から小指までに症状が出る事が多いですが、親指にも出る事があります。症状がでる指や指の数は人によって差があります。
手の指の第二関節が腫れる症状はプシャール結節と言いへバーデン結節の20%で合併すると言われています。
中年以降の女性に多くみられるますが,男性にもある疾患です。
指の関節の症状でリウマチと似ていますが、リウマチは関節の症状としては、朝起きたときの手足のこわばり、複数の関節の腫れや痛みがあり、病気が進行すると、関節に変形がみられるようになります。関節以外の症状には、微熱や全身のだるさ、疲労感などがあります。
- PCやスマホの操作
- 包丁を持つ
- 物を持つ
- 掃除する
日常のほとんどの動作で指は使いますので、腫れや痛みが出る事で不便な事になります。
なかなかヘバーデン結節が改善しないのは腸の疲労?
内臓疲労があると、内臓を守るために自然と身体を丸めようとする身体の反応があります。例えると、おなかが痛い時、お腹を抱えて丸くなりますよね。内臓が疲労するとその状況と同じようなことがおこります。
内臓の問題を抱えていると、いくら姿勢を意識したりストレッチをしても姿勢を改善したり、ヘバーデン結節を楽にすることも難しいんです。
以下の事が習慣化している人は間違いなく内臓に負担をかけ、内臓の疲労からヘバーデン結節を引き起こします。
- 甘い物(お菓子)や炭水化物を毎日食べる。
- 睡眠不足、ストレスの強い人
- 暴飲暴食や不規則な食事時間
- 同じ姿勢でいることが多い
ヘバーデン結節の方には腸機能の低下がよくみられます。ヘバーデン結節がなかなか治らない大きな原因の一つが腸問題なのです。
- 腹部の膨満感
- 便の形が不安定
- 便のにおいが強い
- 下腹部痛がある
これらは、腸内で悪玉菌が増え、異常発酵がおこっているサインです。
。
腸が悪いと栄養が消化吸収されにくくなります。
特にヘバーデン結節の回復に必要なミネラルやたんぱく質などは消化、吸収に手間がかかるため、栄養を摂っていても、不足という状態がありえるのです。
そうなると身体自体の回復力も低下していきます
日本人を含むアジア人は欧米人に比べて、
・胃酸分泌量が少ない
・消化酵素分泌量が少ない
・腸が長い
という特徴を持っています。
このためにタンパク質やミネラルの消化吸収が阻害されたり、体から出ていくべき重金属や化学物質がうまく排泄されなかったりして、病態をさらに複雑にしています。
特に腸管が炎症を起こしている場合は、吸収不良がひどくなります。
吸収されなかったたんぱく質は腸内で腐敗し、悪玉腸内細菌のエサになります。
腸の改善方法は
食事から変えていく
まず腸内環境を悪くするものを控えていくようにする
甘いのもや炭水化物を控える
甘いものは悪玉菌の餌になりやすく、腸内環境の悪化に繋がります
砂糖は急激に血糖値を上げるので、膵臓が反応して血糖値を下げる「インスリン」というホルモンを大量に分泌するため、反動で血糖値が急降下します。
血糖値が下がれば、「アドレナリン」という血糖値をあげるホルモンを出します。この血糖値の上がり下がりが筋肉の緊張を引き起こします
小麦や小麦製品を控える
小麦や大麦、ライ麦などに含まれる「グルテン」、グルテンは分解されにくい構造をしていて、未消化のまま腸の粘膜に傷をつけ、炎症を引き起こすと言われています。グルテンを摂りつづけることで次第に腸に穴があき、アレルギーの原因となるアレルゲンや化学物質や重金属などの有害物質を体内に入れてしまいます。
小麦の代わりに米粉を使い、小麦を摂取しない食事法を実践することで、体の炎症を減らします
乳製品を控える
牛乳に含まれる「カゼイン」は分解されにくく、未消化のまま腸に入ると、腸の粘膜に傷をつけ、炎症を起こします。この腸の炎症が、繰り返し起こると、次第に腸の粘膜に穴が開き、腸管を守っているバリアが破壊されることで、腸が良い状態の時には取り込まれることのない異物が体内に侵入することで、炎症・アレルギー反応を引き起こしてしまいます。
食生活を変える
ヘバーデン結節を改善していく食事や運動
普段の食生活や生活習慣を見直す事で改善していきます、毎日これを継続してください。
- 暴飲暴食をしない(食事は腹八分まで)
- 睡眠は6~8時間
- 水を摂る(体重の3%)
- 食事はよくかんで食べる
摂取してほしい栄養
ビタミンB群の不足
体内に摂取した栄養素、特にタンパク質や炭水化物や脂肪などを代謝して効率よくエネルギーとして利用できない場合、疲労感が出てきます。このエネルギー代謝が円滑に行われるためには、ビタミンはなくてはならない栄養素です。エネルギー代謝によるスタミナ維持における一連の反応で、特に関連が深いビタミンは、ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6)です。役割はそれぞれ異なりますが、どれが欠けても十分なエネルギー代謝を行うことはできません。
ビタミンB1を多く含む食品
豚肉・うなぎ・たらこ・ナッツ類
ビタミンB2を多く含む食品
豚レバー・鶏レバー・牛レバー・うなぎ
ビタミンB6を多く含む食品
かつお・まぐろ・牛レバー・さんま・バナナ
ビタミンB12を多く含む食品
牛レバー・鶏レバー・カキ・さんま・あさり・にしん
葉酸を多く含む食品
菜の花・枝豆・ほうれん草・からし菜・レバー類
ナイアシンを多く含む食品
たらこ・かつお・レバー類・びんながまぐろ・落花生
ビオチンを多く含む食品
レバー類・いわし・落花生・卵・にしん
マグネシウム不足
筋肉のコリや足がよくつってしまう症状には「マグネシウム不足」が関係していることが考えられます。
現代人は加工品を多くとったり精製されたものを毎日食べているため、ミネラル欠乏が起きやすいことと、土壌がマグネシウム不足になっているため農作物から取りにくいことも原因になっています。
また「ストレス」でマグネシウムは失われやすいので、現代社会では多くの方が不足してしまう状況です。
種実類、魚介類、藻類、野菜類、豆類に多く含まれています
タンパク質不足
人間の身体は、頭の先からつま先まで全てタンパク質でできています。私たちが食べたり、ものを見たり、歩いたり、考えたりできるのも、そして病気になったりするのも、すべてタンパク質がかかわっています。
大人のからだを健康に保つには、1日当たり体重1kgにつき1~1.5g程度のタンパク質が必要といわれます。例えば、体重60kgの人は1日約60~90gのタンパク質が毎日必要になります。
それよりも摂取する量が少ないときには不足しておりことになります。
からだが必要とするタンパク質の量は、年齢やストレス(精神的なもの、寒さや暑さ、筋肉トレーニングなど)などによって増えます。
ビタミンCの不足
ビタミンCは、靭帯や筋肉の腱、骨に必要不可欠なコラーゲンの合成に重要な役割を果たしているため、ビタミンCが不足することで、腰痛回復の妨げになります
また生活習慣が不規則で睡眠の質が悪かったり、偏った食事、ストレスな生活習慣は、五十肩に良くないと言われています。
睡眠の質をよくする
現代はとにかく忙しい人が多いからか、睡眠が少ない人ばかりです。さらに普段のストレスから不眠の人も多い
です。平均睡眠時間は6時間と短めで、少ない睡眠や質の悪い睡眠は体にいい影響を与えません。せめて睡眠の質を上げていきましょう。
①食事は床に就く2時間以上前にすませ、胃腸を休めてから寝るのが理想的です。
②体を温める食事を選びましょう。人は高い体温が下がるときによく眠れます。
例えば唐辛子に含まれているカプサイシンには、体温を上げた後に下げる作用がありますから、そういった食材を選ぶといいでしょう。
③運動は夕食後1時間以上たっていて、床に就く2時間以上前までに行うといいでしょう。
適度な疲労感は、睡眠のよきパートナーです。しかし寝る直前に運動すると体温が高くなりすぎ、寝付くことが難しくなりますから注意しましょう。
④入浴はシャワーですませるのではなく、38度くらいのぬるめのお湯にゆっくりつかるのが効果的です。
リラックス効果が得られるだけでなく、高くなった体温を放熱しようと血管が開くことで、副交感神経が優位になります。
そして血流のよくなった四肢から熱が逃げていき、体温が下がることで寝付きやすくなるのです。風呂上がりに手首や足首を伸ばすといった軽いストレッチを行うことも、質のいい睡眠の後押しとなります。
7関節周りを動かして、関節の動きを良くして、栄養をあげます
①両腕を肩の高さまで挙げ、肘を90度に曲げる
②背筋を伸ばした状態にする
③両腕を、身体の前に寄せ、腕を引っ付ける
④両腕を開いて、身体の後ろに引く
両足を肩幅に広げて立ち、胸を張った状態にする
②両手を挙げ、手をクロスさせた状態で、手のひらを合わせる
③その状態で、上半身を真横に倒す *腰が一緒に動かないように注意する
④5秒間キープする *左右で2回ずつ行う
背中がこわばると、肩のこわばりへとつながり、肩こりを引き起こす原因となります。ですので、背中から肩にかけて動きにくさを感じる方は、このストレッチをお試し下さい。
指のストレッチ
①まず痛みのある指を後ろに引っ張り、そのまま指を左右に動かし左右を比べて硬いところで止める。
②そこで90秒キープします。その後もう一度動かしてみて動きやすくなっていたらOKです。
滑液の流れを良くするので痛みのある指は全て行います。ただし痛みすぎない範囲で行ってください。
もう一つは痛みのある関節を引いたり押し付けたりするものです。
5秒ほどで構いませんが、その時に指が曲がらないように気をつけて、まっすぐに関節に圧力がかかるようにしましょう。
動きを良くすることで炎症が取れるのを早くする効果があります。痛みが出るストレッチだとは思いますので、あまり無理しないようにしてくださいね。
まとめ
いかがでしたか 腫れや痛みが出るとなかなか治らないヘバーデン結節、指の痛みで日常生活に支障が出ます。
食事や運動を気をつけていくと改善していきますのでぜひお試しください。