良性発作性頭位めまいを解消するエブリー法
めまいで病院に行ったら良性発作性頭位めまいと診断された。
頭がぐるんぐるんしたり、ふわふわしたりで辛い。
この症状はどれくらい続くんだろうか?
本当に治るのか不安だ。
良性発作性頭位めまいを起こす人は実はかなり多くいます。
こちらでは、良性発作性頭位めまいの原因と対処法について書いています。
良性発作性頭位めまいとは
良性発作性頭位めまいとは、中年以降によく見られます。
症状はめまいで、
- 寝返り
- 布団からの起き上がり
- 頭の向きの変化
などの体位変換時に見られます。
内耳の三半規管という器官の中に、結石が浮遊していることが原因となります。
内耳は頭蓋骨の一部で、
- 蝸牛(かぎゅう:音波の振動を電気信号に変える)
- 前庭(ぜんてい:体の直線運動を感じる働き)
- 三半規管(さんはんきかん:体の回転運動を感じる働き)
に分かれ、中にリンパ液が入っています。
前庭と三半規管で身体のバランスをとっています。
病院での対処
病院ではめまいに対して、イソメニールと呼ばれる脳血管拡張による内耳リンパ液の流れを良くする薬が処方されます。
ですが良性発作性頭位めまいに関しては、薬の処方はあまりされません。
良性発作性頭位めまいとはに関してはエプリー法と呼ばれる対処が主流です。
めまいの中でも、良性発作性頭位は内耳の三半規管に結石の異常で起きると考えられている疾患です。
エプリー法とは、そんな結石を除去する方法です。
但し、エプリー法は万能というわけではなく、半規管にある結石が原因のめまいのみに有効です。
やり方は、
右側の耳に問題がある場合は、
- 上向きで寝ころび首が頭が下がるようにします
- その状態から右向き45度に首を捻ります
- 次は左向き45度に首を捻ります
- 次は頭が下がった状態で、身体全体を左側を向きます
- 最後に身体を起こします
この順番をゆっくりと行うと、耳の三半規管にあった結石は除去されます。
良性発作性頭位めまいは治りやすい
今回、紹介したのはめまいの中でも比較的に軽めの良性発作性頭位めまいです。
また慢性的にめまいがある人は他の病気が隠れている場合もあるので、上手くめまいが解消されない人は医療機関を受診しましょう。