心不全を予防する体操
高齢者が増えるに従って、増え続けているのが心臓病です。
コロナウィルスなどの特殊な例を除けば、癌に次ぐ死亡率となります。
テレビのニュースでも、元気そうだった人が突然になくなるのはほぼ心不全です。
年をとれば心臓の機能が衰えるのは仕方ないと思っているかもしれませんが、鍛える事は可能です。
こちらでは、年齢と共に弱っていく心臓の原因と対処法について書いています。
老化による変化
最新研究で分かってきたのは、毛細血管は年齢と共に減っていくということです。
毛細血管の量は、全身の血管の99%を占めるほどに多くの量があります。
ところが60~70代の皮膚の毛細血管は、20代に比べて4割も減少しているのです。
ですが、毛細血管の減少や劣化は血流をアップすることで防げます。
毛細血管は30代ぐらいから衰え始め、乱れた生活習慣などで老化や劣化のスピードは加速します。
毛細血管の中でも機能が失われた状態をゴースト血管と呼んでいます。
ゴースト血管が増えると、
- 免疫力の低下
- 消化器の不調
- 心疾患
- 腎不全
- 高血圧
など様々な不調に見舞われます。
しかし、生活習慣を見直すことで、毛細血管を若返らせることができのです。
毛細血管を元気にする生活習慣
毛細血管を元気にするポイントは、
- 血流を上げる
- 血管を柔らかくする
の二つです。
血流が悪いと動脈硬化の原因となり、血管が硬い状態が続くと徐々に毛細血管が失われます。
血管を柔らかくするためには、睡眠も重要です。
人によって差はあっても、6~8時間の睡眠は確保することが大切です。
毛細血管を蘇らせる体操
最も血流を良くするのに効果があるのが下半身の体操です。
下半身の筋肉は全身の70%ほどを占めるので、血流をアップするには下半身への刺激が最も有効なのです。
特に筋肉量は40歳を過ぎて何もしなければ1年に1%ずつ減ると言われています。
そこでおすすめなのがスキップです。
やり方は、
太ももを地面と水平の高さまで挙げて、二の腕も地面と水平まで挙げる
テンポよく左右の手足を5回ずつ上げる
辛い人は足の高さを下げたり、ジャンプはせずに足踏みの様にしましょう。
大切なのは、息苦しくない程度の強さで行う事です。
あまり激しく行うと、足裏への衝撃で毛細血管が破裂します。
スキップとは言っても、軽く弾むくらいで充分な効果があります。
転倒の恐れがある人は、その場で腕を振りながらの足踏みから始めましょう。
体操で心不全を予防しよう!
心不全は身体の機能が低下すれば誰でも起こります。
ですが、運動不足の身体で急に運動をするとケガの元です。
そのため、早く成果を出したい時でもゆっくりとした動作から始めるのが大切です。