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肩こりと腕のしびれの関係

ここ最近、肩こりと一緒に腕のしびれを感じる。

今までは、そんなことなかったのになんでだろう。

肩こりが原因なんだろうか。それとも、他に原因があるのだろうか…

そんな、あなたに肩こりと腕のしびれの関係性についてご紹介します。

 

腕がしびれる原因とは

まず初めに、腕のしびれの原因となる疾患についてご紹介していきます。

原因によっては重篤な疾患によるものもありますので、自分の腕のしびれの原因をしっかり把握して、改善・予防を行いましょう。

 

では、まず病院に行くべき疾患をご紹介します。

・頸椎椎間板ヘルニア

症状:肩こり、手先のしびれ・痛み、手足がうまく使えない、歩行困難、排尿障害

・変形性頚椎症

症状:肩こり、手のしびれ、頭の動きが制限される、手先の作用業が困難、歩行困難、排尿障害

 

上記の疾患はこのように、肩こりや手のしびれに加えて、”下半身にまで症状”がでる場合がほとんどです。もし、そういった症状が現れた場合は、整形外科に行き検査を受けましょう。

また、上記のような重篤な症状が無い場合のほとんどは”胸郭出口症候群”と言われるものになります。

では次に、この胸郭出口症候群についてご紹介します。

 

胸郭出口症候群

胸郭出口症候群とは、鎖骨の周辺に集まる”腕神経叢”(わんしんけいそう)という腕や手指を支配する神経の束や、腕や手指に行く”動脈・静脈”が、筋肉や骨に圧迫されて症状をきたす疾患です。

 
症状は、肩こりや腕のしびれ。また腕のだるさ、痛み、指先のしびれなどが現れ、悪化した場合には、”手の筋力低下”や”手作業が上手く行えなくなる”こともあります。

 

また、症状は”つり革を持つ”時や”高い所の物を取る”といった”腕を肩から上に挙げる”動作で現れ、長時間腕を上げる事が困難になります。

 

この疾患は特になで肩の女性に多く、男性の方であれば筋肉質の方に起こりやすいです。

また、重たい荷物を運ぶといった労働者の方も発症しやすくなります

胸郭出口症候群は、神経や血管を圧迫する部位が4つあり、部位によって名前が変わってきます。

 

①斜角筋症候群   

②小胸筋症候群  

③肋鎖症候群  

④頸肋症候群

 

①~③が主に生活の動作で症状が現れ、④は先天的な骨の異常により圧迫を起こすものになります。

 

もし、症状が重症な場合な方がいれば、一度整形外科に行き調べてもらってください。

早期発見、早期治療が何よりも大切です。

 

では次に、胸郭出口症候群を改善するストレッチをご紹介します。

 

胸郭出口症候群改善ストレッチ

先ほども書きましたように、胸郭出口症候群で症状を起こす原因は”腕を肩から上に挙げる動作”または”重たい物を良く運ぶ”といった動作により、筋肉が緊張して、神経や血管を圧迫することです

ですので、症状を改善しようと思えばこういった動作をやらなけらばいい。という事になります。

が、そうはいきませんよね。そんなことしたら、家事は勿論のこと仕事も出来なくなります。

そこで、何をしたらいいのかというと”ストレッチ”です。

過緊張となった筋肉をほぐして、神経や血管の圧迫を予防しましょう。

 

「肩・肩甲骨ストレッチ」

①背筋を伸ばした状態で、両足を肩幅に広げて立つ

②両手を伸ばした状態で身体の前で手を組み、肩の高さまで挙げる

③5秒間かけて息を吐きながら、背中を丸めて両腕を前に押し出していく

これを3回繰り返す。

 

 

「胸部ストレッチ」

①背筋を伸ばした状態で、両足を肩幅に広げて立つ

②両手を伸ばした状態で、身体の後ろで手を組む

③5秒間かけて息を吐きながら、両腕を上に挙げていく

これを3回繰り返す。

*腕のしびれを伴う事がありますので、その際は無理に行わないようにしてください。

各ストレッチのポイントとしては、自分が痛気持ちいと思う程度で行う事。

また、”お風呂上り”の身体の血液循環が良い時に行うと効果がストレッチの効果が上がります。

家で、簡単にできますので是非お試しください。

では次に、肩こりを予防・改善する生活方法についてご紹介します。

 

生活方法

 

ストレッチをご紹介しましたが、中には忙しくてストレッチが出来ないという方もいるのではないのでしょうか。

そこで、生活の中で意識すればできる肩こり予防・改善方法をご紹介していきます。

 

①長時間同じ姿勢でいる事が多い方は、”小まめに身体を動かす”

特に腕・肩を動かして、筋肉がガチガチに固まらないようにしましょう。

 

②鞄を肩にかける時は、”同じ肩のみにかけない”

左右で時々、鞄をかける肩を変えながら、どちらか一方のみに負担がかからないようにしましょう。

 

③”足は組まない。” 足を組むのであれば、毎回組む足を変える

足を組む事により身体のバランスが崩れ、その歪みが肩こりを引き起こす原因となります。

 

今お伝えした①~③は、肩こりだけでなく、腰痛であったり、その他の症状を引き起こす原因となります。

ですので、普段から何気なくとっている姿勢が原因で、身体に不調を起こしている可能性があるのです。

これらの事はちょっと意識すれば、すぐ実行できることなので是非、お試しください。

それの積み重ねが、きっとあなたの身体を良くしてくれますよ。

 

まとめ

肩こりを伴う腕のしびれの原因は、重篤なものと軽度なものがあります。

胸郭出口症候群で症状が軽度な場合は、今回お伝えしたストレッチや生活習慣で予防・改善できることを参考に肩こり、腕のしびれで悩まない生活を送ってくださいね。