女性に起こる腰痛の原因とは?
女性の方でこういった腰痛で悩んでいる方いませんか?
生理中に腰痛を感じる。あるいは、生理が来る前に腰痛が起こる。
慢性的に腰痛がある。激しい痛みを伴う腰痛が起こる。
このような、女性に起こる腰痛は何が原因なのか。原因を特定して腰痛を改善しましょう。
女性の腰痛について
誰もが一度は体験したことのある腰痛。
特に腰痛は男性よりも女性に多く、女性は腰痛を起こしやすいと言われています。
それはなぜか。
その理由は腰痛の原因となりうる"女性特有の要因"が数多く存在するからです。
女性の腰痛を増やす要因には、
- 身体的な特徴や生活習慣
- 女性ホルモンの変化
- 女性特有の病気
と大きくわけて3つあります。
身体的なものですと、”筋肉量が少ない”ことや”冷え症”、”妊娠による体形の変化”、”ヒールを履く”などといった事が原因となります。
女性ホルモンの変化によるものは、何らかの原因によりホルモン分泌が乱れ、生理痛や生理不順、また更年期障害を起こします。
そして、それに伴って腰痛を引き起こす事があります。
女性特有の病気としては、子宮筋腫、月経困難症、子宮内膜症、卵巣のう炎、などの婦人科疾患があります。
女性にはこのように男性と違って、身体やホルモンの関係により腰痛を引き起こす原因となるものが、たくさんあります。
ですので、腰痛を改善するためには、腰痛の原因をしっかり見極めた上で行わなければなりません。
ではまず、婦人科疾患で起こる腰痛の見極め方についてご紹介します。
婦人科疾患の見極め方
自分の腰痛が婦人科疾患であるかどうかを見極めるためには、いくつかのポイントがあります。
- 腰痛が生理前後に起こる(月経困難症)
- 腰の痛む場所が明確でなく、とても激しい痛みを伴う。(腫瘍が大きくなった場合)
- 生理時の出血量がいつもより多い(子宮筋腫、子宮内膜症など)
- 不正性器出血(生理以外での出血)が起こる。おりものの異常。(子宮頸がん、子宮体がんなど)
- 腹部の不快感や痛みを伴う(卵巣がん、卵巣腫瘍など)
以上が、婦人科疾患を見極めるポイントとなります。
腰痛以外にもこういった症状がある場合は、婦人科疾患である可能性が高くなります。
もし、気になるポイントがあれば、一度婦人科に行きましょう。
ちなみに、骨格のゆがみや筋肉などが原因である場合は、マッサージやストレッチ、鍼灸治療や温熱療法などで痛みが和らいだり、解消したりするものがほとんどです。
こういった事も参考に、腰痛の原因を見極めていって下さいね。
では、次に女性ホルモンによって起こる腰痛についてご紹介します。
女性ホルモンと腰痛
女性は、妊娠するための女性ホルモンが分泌されます。
先ほども書きましたように、女性ホルモンは何らかの原因で分泌が乱れてしまうと、身体に不調を与え、さまざまな症状を訴えるようになります。
また、ホルモンの変化で起こるため腰痛は生理前後に現れるのが特徴です。
では、女性ホルモンが乱れる原因は何かといいますと、
- ストレス
- 不規則な生活
- 睡眠不足
- 過度なダイエット
などが挙げられます。
女性ホルモンは非常に繊細でバランスを崩しやすいホルモンです。
なぜなら、女性ホルモンは脳から分泌されるからなんですね。
ですので、些細な事でも脳がストレスを感じてしまうと、ホルモンバランスが崩れてしまいます。
という事は、症状を改善するためには、生活習慣の見直しが重要という事になります。
簡単にいうと食事、睡眠、運動。この3つがバランスよく取れた生活を送る。これが何よりの改善法です。
では、次に日常生活で簡単に行える腰痛対策法をご紹介していきます。
腰痛対策法
では、日常生活で簡単に行える腰痛対策法を3つご紹介していきます。
①身体を冷やさない事
冷えは、身体の血液循環を悪くします。
血液循環が悪くなることによって、老廃物がたまり、痛みを感じるようになります。
特に腰は冷やさないように、毛布やカイロなどで温めたり、お風呂になるべく浸かるようにして下さい。
また、冷たい物を食べ過ぎ、飲み過ぎないようにしましょう。
②かかとが高いヒールをなるべく履かない
かかとの高い靴を履くと前のめり(猫背)になりやすく、またバランスをとろうと腰を突き出すような姿勢にもなりやすいため、腰への負担が大きくなります。
腰がだるいなと思ったら、早めにローヒールの靴に替えてみましょう。
③かばんを肩にかける時は、左右を変えてかける
毎回同じ方の肩にかばんをかける事で、身体の左右のバランスが崩れ、肩のみならず腰に負担をかける事もあります。
ですので、かばんはなるべく左右の肩をかえてかけましょう。
以上が、日常生活で簡単に行える女性におすすめの腰痛対策方法ですね。
腰痛対策はほかにもたくさんありますが、一番理想的なのは”食事、運動、睡眠。”この3つがバランスよく取れている状態ですね。
なかなか難しいかもしれませんが、少し意識して変えるだけで身体への負担はグンと減ります。
まとめ
自分の腰痛の原因は分かりましたか?
腰痛にも様々な原因があり、場合のよっては重篤な疾患が隠れている可能性もあります。
決して大丈夫だろうと思わず、一度婦人科にいって異常が無いか見てもらいましょう。
もし、原因が分からない場合は生活の仕方に問題があるかもしれません。
なるべく、心身共に負担がかかり過ぎないよう生活を行ってくださいね。