過敏性腸症候群か症状でチェックしよう!!
大事な会議の最中にお腹が痛くなる
便秘と下痢を繰り返えしている
通勤や通学でお腹が痛くなり、トイレに駆け込む事が何度もある
おならがよくでる
このようにお腹の調子が悪いという方は過敏性腸症候群かもしれません。
もし、気になる方がいれば自分の症状をチェックしてみませんか?
過敏性腸症候群かチェックしよう
まず、自分が過敏性腸症候群か症状を照らし合わせてみましょう。
- 一カ月以上、下痢または便秘続いている
- お腹がよく張り、下痢をする
- 便秘、下痢を交互に繰り返す
- おならがよく出る
- 排便後も残便感がありスッキリしない
- 緊張するとお腹が痛くなる
- 通学や通勤でトイレに駆け込むことが何度もある
- 大事な用事があるとお腹が痛くなる
これらの項目で当てはまるものが多い方は、過敏性腸症候群の可能性が髙くなります。
もし、血が付いた便が出たり、真黒な便が出る場合は、別の疾患である可能性が高いので一度病院に行きましょう。
また、過敏性腸症候群にもタイプが4つあるので、それを次にご紹介します
過敏性腸症候群のタイプ
では、過敏性腸症候群のタイプをご紹介します。
自分はどのタイプなのか見てみましょう。
- 下痢型
主に男性に多く、原因不明の下痢が突発的に起こります。緊張するときや、すぐにトイレに行けない状況などストレスが原因となり、症状がおこりやすくなります。
この下痢が原因で体重が減ることはありませんが、外出先で下痢の症状が起きる不安から、外出を避けるようになるなど、日常生活に支障をきたす場合もあります。
- 便秘型
主に女性に多く、下痢とは反対に腸の煽動運動が正常に行われないことで、便が出にくくなります。便意はあり、腹痛も起こしますが、便が出ないことで苦痛を感じます。また、便は固くコロコロとした状態になります。
- 混合型
下痢と便秘の症状が、数日おきに繰り返されるタイプです。下痢と便秘の周期や程度は個人差があります。
では、なぜ過敏性腸症候群が起こってしまうのか。
次に過敏性腸症候群の原因についてご紹介します。
過敏性腸症候群の原因
なぜ、過敏性腸症候群が起こるのか。その原因の多くはストレスです。
このように精神的な問題が原因で、身体に何かしらの症状が起こる疾患を”心身症”と言い、過敏性腸症候群はその心身症に含まれる疾患の一つでもあります。
また、精神的なストレスだけでなく、残業や働き過ぎによる肉体的ストレスによっても起ります。
どれぐらいのストレスで過敏性腸症候群が起こるか。
はっきりした指標はありませんが長期的にストレス続いたり、トラウマになるようなことがあると、発症しやすいとされています。
ストレスは腸の機能をコントールする自律神経を乱したり、腸の働きを活発化させるセロトニンの分泌を促進します。結果、急にお腹が痛くなったり、便秘、下痢を起こしてしまうのです。
ですので、過敏性腸症候群を改善するには原因となるストレスを把握して、対処しなければなりません。
中には、ストレスの根本を改善したとしても、症状が治らない場合もあるようです。それは、過敏性腸症候群で起こる症状そのものに対してストレスを感じているからだそうです。
「また、いつお腹が痛くなるだろう」
「また、トイレに駆け込む事になるのではないのだろうか…」
そんな、今までに起こっていた不安がストレスとなり、症状がおさまらない場合もあるそうです。
では、そんなストレスを解決するにはどうしたら良いのか。
次に、ストレスの改善方法をご紹介します。
ストレスの改善方法
では、まず過敏性腸症候群の原因となるストレスの解消方法をご紹介します。
・生活のリズムを整える
不規則な生活は、肉体的にも精神的にもストレスがかかってしまい、腸をコントロールする自律神経を乱してしまいます。
具体的にどうすれば良いかと言うと、朝はお天道様と一緒に起きて、夜は0時までに就寝することです。
睡眠時間が短い方は特に要注意で、心身共にストレスのかかりますし、何より身体が回復しません。
生活のリズムが良くなる事で、自律神経のバランスもよくなりきちんと腸が働いて排泄する時間が一定してきます。
・しっかり湯船に浸かろう
最近は、シャワーでお風呂を済ませてしまう方が多いようです。
ですが、しっかり湯船に浸かるのと、シャワーで済ませてしまうのでは精神的にも肉体的にも癒す効果は全然違います。
湯船にしっかり、ゆっくりつかる事では身体の芯から温めて、リラックスさせてくれます。また、自律神経も整えてくれますので、胃腸の機能も高まります。
温度は約38~40°のぬるま湯が身体にいいですよ。
・出るものはでる!!と思うべし。
先ほど、原因となるストレスが解消されたとしても、症状が起こることがストレスとなり治らない場合があるとお伝えしました。
その心構えなんですが、「トイレに行きたくなったら行けばいいんです!!」なにも不安に思う事なんてないんですよ。これは、生理現象として起こるものです。何も気に留めなくて大丈夫なんです。
みんな、お腹が痛くなったらトイレに行くことは普通です。なーんにも問題ないんです。
むしろ、生きている証拠だと思ってください!!
過敏性腸症候群は生活習慣で良くなる
過敏性腸症候群は食事の改善でももちろん良くなります。
- 決まった時間に食事を摂る
- よく噛んで、ゆっくり食べる
- 脂質や糖を控えて、バランスの良い食事をする
- 刺激の強い食べ物は控える(辛い物・アルコールなど)
過敏性腸症候群は腸の機能が低下しているため、腸に負担がかかる食生活は改善しましょう。
まず、炭水化物や砂糖が多く使われいるお菓子、脂っこい物、アルコール、刺激の強い香辛料などは腸の負担となるため症状を悪化させてしまう原因となります。
ですのでこういった食べ物はなるべく控え、バランスの良い食事を心がけましょう。
そして、食事のリズムを正しましょう。毎日食べる時間を合わせる事で腸の働きも整っていきます。
食べる時は、早食いでなくゆっくりとしっかり噛むことを意識して下さい。
しっかり噛む事で唾液の量が増え、胃腸の消化機能を助けてくれます。
簡単な事ですが、こういった事から意識して習慣づければ身体は良くなっていきますので、是非心がけて下さい。
では次に、加えて行って頂きたい過敏性腸症候群に効果的なストレッチをご紹介します。
過敏性腸症候群とストレッチ
過敏性腸症候群は生活習慣、食事と改善方法ありますが、それに加えお勧めのヨガとストレッチをご紹介します。
まずは、胃腸の働きに重要な自律神経を整えるヨガ「半分の魚の王!!」
①両足を伸ばした状態で床に座る
②左膝を曲げて、左足の踵が右のお尻の前に来るようにします
③右足のを立てて、左足の外側に足を持ってきます
④右手を右のお尻の後ろに、左手は肘を伸ばした状態で右膝の外側に添えます
➄背筋を伸ばし、息を吐きながら身体を右に回していきます。 この時、顔は右の肩先を見るようにして下さい。
⑥この状態を30秒〜1分間キープします この呼吸は、息を吸うたびに胸郭を引き上げ、息を吐くたびにねじりを深くしていきます。
⑦キープし終わったら、息を吐きながら身体をもとの状態に戻していきます これを反対側も同様に行ないます。
もし、背中や股関節に痛みが出たら、無理をしない程度で行ってください。
無理をすると身体を痛める原因になります。
では次に、腸のストレッチをご紹介します。
こちらはガスが出る体操で、便秘やガス型の方にお勧めです。
①仰向けになり、腰から脚を天井に向かって伸ばします。
②腰の下に腕を入れ、支えます。
このストレッチを行うと、内臓が逆さまになり、停滞しているガスが出やすくなります。
家でしておくと、外出先でのガスが減りますよ。
まとめ
過敏性腸症候群は、ストレスが原因で起こりますが、ストレスの改善だけでなく、生活習慣や食事の乱れによって悪化させてしまうので、ただ単にストレスだけを解消すれば良いとは限りません。
生活リズムを整え、バランスの良い食事、そして心のメンテナンスも行いながら改善して言っていくださいね。