モートン病の原因と改善法
歩行時に痛みがでる。
先の細い靴を履くと痛みが出る。
ひどい時はじっとしていても足が痛い
足の痛い事で日常生活にお困りではないですか?
モートン病と診断を受けて、湿布やお薬を飲んでもなかなか改善しない、
このブログで原因や自分で出来る改善法をお教えします。
モートン病とは
足の指の間に生じる痛みやシビレが伴う末梢神経障害で、足の第2趾-3趾間、第3趾-4趾間に症状が出る事が多いです
男女で起こる疾患ですが、女性の割合が多いのが特徴です。
モートン病は足趾間に以下のような症状がでます。
・足指の付け根に釘を刺したような痛み
・ピリッとした痛み
・焼けるような灼熱感
・足に異物があたっていると感じる。
モートン病の原因
モートン病になるハッキリとした原因はまだ分かっていませんが、モートン病になってしまった人の行動の特徴は
①ハイヒールや先が細い靴をよく履いている
②偏平足や外反母趾等の指の変形がある
③足の指を曲げたままで作業する事が多い
足趾に向かって神経は、骨の間をすり抜けるように各趾へ走行しています。骨の間は靭帯で強く連結されています。特に足の指の2趾と3趾間、3趾と4趾間は狭くなっています、これにより神経が障害されやすくなります。3趾は骨の動きが少ないのに対して4趾の骨は動きが大きいために、3.4趾間での神経への刺激が多くなっています。
基本的には保存療法が中心になりますが
あまりにも状態が悪い方は神経剥離、神経腫摘出、深横中足靱帯の切離等の手術が行われます。
神経剥離術
神経を圧迫している腫瘍などをはがす手術です。神経剥離術によって、神経を遮断(神経ブロック)します。
神経腫切除術
圧迫されている部分の近くには仮性神経腫と呼ばれる神経腫ができます。この神経腫は痛みを生じるため、手術によって切除します。
深横中足靱帯の切離
足の神経は、深横中足靱帯という靭帯のすぐ下を通っています。つま先立ちなどをすると、この靭帯と地面にはさまれて神経が圧迫されてしまうのです。そこで、圧迫している靭帯を取り除く手術を行います。
モートン病の改善法
モートン病になっている人の身体の特徴は
①股関節や足関節が硬い
②下肢の筋肉が硬い
③足の指がつかえていない
という方が多いですの運動をすることで刺激を入れていきます。
あと身体の回復力を上げるために睡眠の質を上げる事です。
運動
1、座った状態で足の裏を合わせてあぐらの姿勢になります。
2、可能ならかかとが股関節につくまで引き寄せます。
3、両手を両膝の上において上下に揺らしましょう。膝が床につくくらいが理想です。
30秒ほど行います。
1、仰向けで寝て両膝を立てます。
2、両膝を立てたまま肩幅より広めに広げます。
3、その状態から膝を順番に内側に倒しましょう。
両膝を10回ずつくらい倒します。
準備するもの:ボール(テニスボールやゴルフボールなど)
①土踏まずの辺りを中心に、足の内側でボールを縦に転がします
②足の小指(外側)で、ボールを縦に転がします
③ボールを足の指の付け根あたりに置き、かかとを床につけ固定し、ボールを横に転がすように動かします
準備するもの:タオル
①椅子に座ります
②タオルを広げ、足の指にタオルの端がくるようにします
③足の指でタオルを掴みながら、タオルを手繰り寄せます
④タオルを全部手繰り寄せたら、タオルを広げ繰り返し行います
これを左右で5回ずつ行ってください。
睡眠
身体を休める事で回復力があがりますので質の良い睡眠を目指しましょう。
①湯船にしっかりとつかる
最近では、時間がないという理由でお風呂に入らず、シャワーで済ませる方が多いです、シャワーと湯船に浸かるのとでは、睡眠の質が大きく違ってきます。
湯船にゆっくりと浸かることで、深部体温を上げ自律神経のバランスが良くさせるからです。結果、眠りにつきやすくなると同時に、体内の回復力もアップさせてくれます。
お湯の温度は38~40℃位がおすすめです。
②深い呼吸を意識する
布団に入っても寝付けない。または夜中、目が覚めて眠れない時に深呼吸をおすすめします。
①布団の上に仰向けに寝ます。
②口すぼめでお腹をへこましながら息をゆっくりと吐き出し、これ以上吐ききれないところまで吐く
③今度はゆっくりと鼻から息を吸います。一旦息を止めてから息をはきます」
ポイントは吐く時に8秒、一旦止めるは7秒、吸う時に4秒とかけてください
まとめ
いかがでしたかモートン病は一度症状がでると、なかなか治らず日常生活が不便になり、活動量が減ってしまいます。
出来る範囲で運動やストレッチを行って下さい。