副腎疲労の治し方は症状に着目しよう
たくさん寝ても疲れがとれない。
疲れていて寝ようとしても眠れない。
すぐに疲れて動けなくなる。
こんな症状でお悩みの人は副腎疲労の可能性が極めて高いと言えます。
こちらでは、副腎疲労の症状を原因から説明し対処法について書いています。
副腎疲労の原因
副腎疲労を引き起す主な原因は、
- 高血糖
- カフェインの摂り過ぎ
- 腸内環境の悪化
などがあります。
副腎とは肉体や精神に対するストレスに負けないように身体を興奮させる働きがあります。
そのため、普段から過労や精神ストレスをためている人に多く現れる症状です。
過労な人は食べ過ぎる傾向にあるので、高血糖となり血糖値を調節する副腎に大きな負担を与えます。
そして、普段から缶コーヒーや栄養ドリンクを多飲している人はカフェインの摂り過ぎから、やる気を出すドーパミンやアドレナリンなどの放出が悪い傾向にあります。
最後に腸内環境の悪化から、精神をリラックスさせるセロトニンの放出が低下することでストレスに弱い身体になっているのです。
副腎疲労の原因が内臓にある場合
副腎疲労という症状ですが、弱っているのは副腎だけではありません。
副腎がくっついている腎臓や、セロトニンを出す小腸も弱っている事が圧倒的に多いのです。
副腎が疲労する原因は先に書いた通りですが、普段から塩辛い物や味の濃い物を好む人は血圧が高く腎臓に過度な負担を与えていることがあるので薄味を心がけましょう。
そして、精神ストレスが多い人は小腸を整えるキノコ類やスパイス類を摂るのがお勧めです。
特にスパイスがたくさん入っているカレーを食べている人はストレスに強いという研究もあるのでお勧めです。
摂りたい食事
副腎疲労を起こしている人の中でも便の状態が悪い人は腸内環境の改善を心がけましょう。
摂りたいのは食物繊維と海藻類です。
腸内細菌の餌となる食物繊維は野菜を皮ごと食べると豊富に摂取できます。
さつまいもなども皮ごと食べる食物繊維の力でとオナラが出なくなります。
そして、日本人の腸と相性が良いと言われるのはワカメやひじきなどの海藻類です。
海藻類に含まれるミネラルが老廃物の排泄を促し腸内環境を整える働きがあるからです。
患者さんの声
副腎疲労を起こしている人の多くは原因が分かっていない人が圧倒的に多いです。
当院に来られたH・Tさんもそんな一人でした。
とにかくお酒が好きで偏食だったために腸内環境がとても乱れていました。
さらに激務のために普段から栄養ドリンクを常飲していたことで副腎疲労を引き起していました。
ですが、当院で副腎や腎臓、小腸の改善を行い、食事指導をしたところ見事に回復されました。
今では、身体に負担のかかるものを避けているおかげで、以前よりも身体が軽くばりばりと働けているとのことです。
まとめ
副腎疲労はただの疲れではありません。
内臓の機能が低下しているために引き起こされる症状です。
とれない疲れや、朝起きられないのは身体からの危険サインです。
これらのサインを見逃さずにきちんと対応することで健康は保たれます。