薬が効かないメニエール病の手術ではない治療法
耳が詰まる感じがある
立ちくらみが続く。
めまいがひどい時は横にならないと動けない。
こんな症状はメニエール病と呼ばれます。
原因は不明とされており薬では治らない事が多く次の選択肢は手術になるのが特徴です。
こちらでは薬では治らないメニエール病の原因と手術以外での対処法について書いています。
薬では治らないメニエール病とは
メニエール病はめまいや吐き気を伴い、ひどい時はまっすぐに歩けないのが特徴です。
吐き気がしてトイレに駆け込もうとしてもまっすぐに行けなかったりもします。
耳鼻科を受診してメニエール病と気づくことが多いです。
多くの耳鼻科ではめまいや吐き気を抑えるために大量の薬を処方します。
また、メニエール病は常に出る症状ではなく、いつ出るか分からないのが余計に不安になります。
場合によっては激しいめまい発作に難聴や耳鳴りも伴うので普通の生活を送れなくなったという人も少なくありません。
最近では、そんなメニエール病で、薬が効かない患者向けに中耳加圧治療という保険で出来る治療も開始されました。
メニエール病の患者は国内に約4万人いるとされます。
基本的にはメニエール病は耳の一番奥にある内耳にリンパ液が過剰にたまることで起こるとされます。
リンパ液が溜まるのは、
- ストレス
- 疲労
- 睡眠不足
などが引き金にもなります。
今までの主な治療は溜まったリンパ液を排出する手術や、めまいを感じる神経を壊したりする手術でした。
ですが、リンパが溜まる原因が特定されずに解消されていないので常に再発や聴力低下の恐れがありました。
中耳加圧治療は、基本の治療と手術の中間的な位置づけで、医療機器を借りて自宅で自分一人で行えるのがメリットです。
本体につながるイヤホンから、強弱がついた圧力が出て溜まったリンパ液を外に押し出してくれるのです。
当院のメニエール病の治療とは
当院ではメニエール病だからといって画一的な治療はしません。
大切なのはどんな症状を伴っているかです。
メニエール病の原因が溜まったリンパだと考えると、
- 頭に熱が昇った状態
- 疲労が溜まった状態
などがきっかけになります。
頭に熱が昇った状態の場合は、のぼせたようなめまいに耳鳴りや頭痛を伴う事が多いのが特徴です。
疲労が溜まった状態ではリンパの流れが悪くなり、貧血のようなめまいに足腰のダルさや痛みなどを伴います。
また、労働に対して休息が足りていな時にエネルギー不足から起こる事もあります。
発症にはストレスが関係していると考えられているので、
- 過労
- 睡眠不足
- 運動不足
を避けましょう。
さらにリンパなどの水分代謝が悪化している原因として消化器系が弱っている可能性があります。
メニエール病にかかる人の多くはもともと胃弱か、普段から暴飲暴食で胃が弱っている事がほとんどです。
そのため腹部の緊張をとり背骨の柔軟性を高めることでも症状が改善される事が多くあります。
普段から消化の良い食事を心がけて適度な運動と休息を心がけて下さい。
腹部のストレッチも効果があります。
うつ伏せで寝て両手を床につきましょう。そこから上半身を起こしていき顔は天井を見るようします。
腹部が伸びているのを感じればOKです。
10秒ほどキープします。この時下半身が浮かないように気を付けましょう。
反らしてみて、痛かったら止めて下さいね。
ギックリ腰を起こした後なら、少し浮かすくらいで良いので、出来る範囲で行いましょう。
まとめ
薬で治らないメニエール病の多くはリンパの詰りが原因であることが多いのが特徴です。
そのためリンパの詰りを取り除く治療も大切ですが、リンパが詰まらないような生活も大切です。
原因として胃弱が潜んでいる事が多いので胃に優しい行動を心がけましょう。