年齢と共に悪化する夜間頻尿を解消するために必要なセルフケアとは!!
夜間頻尿で困っている。
起きてトイレに行くがたいして出ない。
おしめはしたくない。
出来るだけ長く眠りたいのに2時間ぐらいで起きてしまう。
こんなことで悩んでいませんか?
夜間頻尿は加齢と共に出てきやすい症状ですが原因なくしては起こりません。
こちらでは夜間頻尿の原因と対処法について書いています。
夜間頻尿とは
夜の寝ている間に排尿のために2回以上、起きなければならない症状を夜間頻尿といいます。
高齢者にはよくある症状の一つですが、別の多くの病気が隠れている場合も多くあります。
加齢に伴って現れる夜間頻尿は男女ともに多く主な原因として、
- 器質的な異常
- 膀胱の柔軟性の低下
- 睡眠の質の低下
などがあります。
器質的な異常とは前立腺の肥大や動脈硬化などの加齢に伴う身体の機能低下です。
また、膀胱の柔軟性が失われる事で蓄尿できる量が減ってしまうので、わずかな尿量でも目が覚めてしまいます。
膀胱の柔軟性が失われる原因の一つには骨盤の可動域が落ちている事もあり、普段から腰痛を患っている人にも多く見られます。
そして、睡眠の質の低下に伴いわずかな尿意でも起きてしまう場合があります。
加齢になって起こる一番の問題は筋肉や血管、内臓などの柔軟性が低下することで様々な機能が低下する事です。
なかでも筋肉などの柔軟性の低下による睡眠の質の低下は顕著です。
筋肉は長時間の寝ている状態で固くなるので、加齢と共に寝返りが減ってくるとすぐに固くなり長時間の睡眠は逆にしんどくなってしまいます。
さらに糖尿病などの疑いがある人は血管の柔軟性に伴い睡眠時無呼吸症候群を発症しやすくなりさらに睡眠の質は低下します。
そして通常なら脳から出る睡眠中の尿の量を減らすホルモンの分泌量が減る事で調節が効かなくなる事も問題です。
その他にも腎臓や心臓の機能低下から立っている時には尿が作られず、横になって寝ている時ほど尿が作られやすくなるなどの問題もあります。
夜間頻尿の原因とは
通常、健康であれば日中に5~8回くらいトイレに行き、夜間にはほとんどトイレに行かないのが普通です。
最近では頻尿や夜間頻尿をまとめて過活動膀胱という症状名がついています。
基本的に排尿の異常は身体の水分代謝が低下している時に起こります。
水分代謝が低下する原因には、
- 冷え
- 血流の悪化
- むくみ
などが隠れています。
また、下腹部の不快感や残尿感には間質性膀胱炎という病気の可能性もあります。
いずれにしても骨盤の底を支える筋肉を鍛える事で改善が見られます。
膀胱を支える筋肉の動きを良くする事で血流を改善し冷えやむくみが解消されるからです。
おすすめなのは、
- ウォーキング
- 骨盤底筋体操
- 白湯を飲む
骨盤の底の筋肉は骨盤底筋と呼ばれ尿道を締める力があります。
これを強くするための体操は、
①椅子に座った姿勢で背筋を伸ばす。
②腹部の力を抜いた状態で、肛門を引き締める(お尻の下の部分を引き上げるイメージ)
③力を入れて5秒数えたら5秒緩めます。
④①~③の動作を2~3分ほど繰り返し、1日に2~3回行いましょう。
また、足元を冷やさないようにしたり、足浴を寝る前に行うのも効果的です。
まとめ
人は年齢と共に筋肉の柔軟性が落ちてしまいます。
その陰には血流の低下が潜んでいるので、身体を冷やさないようにして筋肉に刺激を入れる事が大切です。
内臓の筋肉を鍛える事は難しいですが、内臓の周りの筋肉を鍛える事で夜間頻尿は改善されやすいので試してください。