心不全の原因と対処法を解説!
急に胸が苦しい。
息切れがひどくなった。
医師からは水分や塩分の制限を受けている。
こんなことで悩んでいませんか?
心臓の異常は様々な苦しみや制限がかかることが多くあります。
こちらでは心不全の原因と薬に頼らない対処法について書いています。
心不全とは
まず始めに言っておきたいのは心不全は病名ではありません。
心不全とは、心臓に何らかの異常があり機能が低下した結果として、必要な血液を十分に送り出せなくなった状態をいいます。
無理して血液を送り出そうとすると心臓の負担が大きくなり、ついに止まってしまう事もある怖い状態です。
だから、心不全は心臓のさまざまな病気が原因で、
- 心筋梗塞
- 弁膜症
- 心筋症
- 高血圧
などにより負担がかかった状態です。
そのため心不全を治すために必要なのは血流の良さであり血圧などになります。
必然的に血糖値や血管の弾力性を改善することが大切です。
そもそも心不全にいたる原因としては、不摂生や過度なストレスにより心臓の働きが悪くなることです。
心不全には急性と慢性がありますが、急性心不全は命の危機にさらされることもありますし、慢性心不全が急に悪くなることもあるので、高齢者はもちろん若い人でも注意が必要です。
心不全が軽度な時でも
- 疲労感
- 不眠
- 息切れ
- むくみ
などが自覚できます。
始めは階段や坂道などを登ったときに息切れする程度だったのが、徐々にわずかな動きでも息苦しくなってくると危険な状態になります。
多くの高齢者の方は息切れなどの症状があっても、年のせいだから仕方ないと軽く考えがちですが、放置して悪化すると夜中に呼吸困難を起こしたりするので要注意です。
また30~40代でも肥満体型で不摂生や運動不足が目立つ人は息切れがひどいなら病院で検査くらいは受けておく方が無難です。
東洋医学での心不全の対処法
慢性心不全の患者さんは不調だと全身にむくみがあらわれます。
病院ではこんな時に尿を増やしてむくみをとるために利尿剤を処方します。
ですが、利尿剤は無理やり身体から水を奪う薬なので、尿酸値が上がったり腎機能が悪化したりと副作用が多いのも特徴です。
東洋医学の考え方では、むくみは身体のバランスが崩れているために起きるので身体のバランスを整えることを優先します。
そもそも心不全の原因に血流が悪い事があるので、そんな状態でさらに水分を奪えば余計に症状が悪化しかねません。
一時的にむくみが解消されても血流が悪化すれば心臓の負担は増えてしまいます。
それよりも、いかに血流を良くするかが肝心です。
ポイントとしては足の血流を促進する事と腎機能を高めることです。
心臓の負担を減らすには足の血流を高めるのが近道なので股関節の曲げ伸ばしや足浴が効果的です。
きちんと血流が良くなればむくみはとれてきますから。
また腎機能は冷える事で低下するので、腰も温めて動かすことが大切です。
特に夏にクーラーをつけて寝ていると腰から足が冷えやすいので注意が必要です。
もちろん熱帯夜にクーラーを止めろとは言いませんが、直に風が当たらないように足元までタオルケットをかけましょう。
その上で外気温との差は5℃以内が望ましいのです。
熱くて眠れない時には氷枕などを使う方が健康的です。
基本的に身体がむくんでいるから利尿剤に頼るより、弱った排泄機能を高めるために足腰の動きをつけて温めた方が根本的な解決になります。
まとめ
心不全の原因は、そもそも血流が悪かったり血管が固くなる事が原因です。
そうなる原因である食事の不摂生や運動不足を解消する方が重要です。
安易に薬にばかり頼ると症状を悪化させるので気をつけましょう。