筋膜による過敏性腸症候群の腹痛
突然の腹痛に襲われる。
かなり強い痛みが続く。
腸には何の異常も見つからずに薬も効かない。
そんなことで悩んでいませんか?
こちらでは原因がはっきりとしない過敏性腸症候群による腹痛の原因と解消法について書いています。
過敏性腸症候群の腹痛
腹痛の原因は内臓にある事がほとんどですが、なぜ内臓が痛むのかがポイントです。
内臓も筋肉で出来ているので、他の筋肉の影響も受けます。
特に腹筋などの腰回りの筋肉は腸に強く影響します。
そして筋肉同士は筋膜と呼ばれる膜によって包まれ互いに影響し合います。
中でも腹膜や腸間膜と呼ばれる膜が引っ張られると痛みが起こります。
この筋膜による痛みは刺すように鋭い痛みなのが特徴です。
また筋膜による腹痛は持続的ですが、吐き気や嘔吐は伴わないなども特徴です。
そして胃腸が痙攣する痛みよりも、筋膜による腹痛の方がより強い痛みを感じます。
筋膜による腹痛
筋膜による腹痛は、走った時の脇腹の痛みと同じです。
持久走などで脇腹が痛くなった経験はありませんか?
あの時の強い痛みこそが筋膜による腹痛です。
腸が過敏となり筋膜が緊張している人は、筋膜が硬くなりやすく炎症が起こる事で強い痛みを起こします。
そのため過敏性腸症候群による腹痛を抑えるためには、過敏になっている腸を整えて筋膜を緩める事が大切になります。
過敏な腸を抑えるには
そもそも腸が過敏になる原因は食事やストレスによります。
腸を過敏にさせる食事には、
- 辛い調味料
- カフェイン
- 脂っこい食事
などがあります。
これらは腸の働きを活性化させますが、量が過ぎると腸の働きが過敏になってしまいます。
適度な量なら身体にとって害はありませんが、過ぎれば身体にとっては毒になります。
また、たまに摂る分には問題は無くても、続けて摂り続ければ問題となる場合もあるので食生活を見直しましょう。
またストレスには精神的なものだけでなく、肉体的なものも含まれます。
肉体的なストレスには高血糖や高血圧なども含まれるので、普段から糖質や塩分が多い人も要注意です。
腸の負担を減らしたら次は筋膜を緩めましょう。
筋膜の中でも腹部の筋膜を緩めるのが効果的で、ゆっくりとじわーっと伸ばすのが効果的です。
やり方)
- うつぶせの状態で手を地面につきます
- その状態から上半身だけを起こします
- 頭は天井に向けてお腹を伸ばしましょう
この動きを10秒くらいかけてゆっくりと腹部を伸ばし、伸びきったところで5秒ほど止まりましょう。
こうすることで腹部の筋膜が緩み過敏性腸症候群による腹痛が起こりにくくなります。
筋膜を緩めて腹痛を解消しよう!
腹痛の中でも筋膜によるものは強い痛みが特徴です。
そして普段から腸の調子が悪い人は腸に優しい食事を心掛けましょう。
食事だけでは腹痛が解消されない人は腹部の筋肉を体操で緩めて下さい。